こんにちは!マサムネです!
学校で新たな挑戦をしたいと考えても様々な課題や障壁にぶつかりがちです。
今回はそんなときのための行動面と心理面の指針をお伝えします。
これらを常に頭に置いておくことで目標が実現に近づくはずです。
僕が「叱らず褒めない、自立のための学級経営を1年間やり通す」と決めたときのことを例にあげながら解説します。
行動面の指針
新たな挑戦をする際の行動面の指針を解説します。
まずはやってみる
教育書で知った新たな指導方法や、カウンセリングの方法など初めて試すのは何にしても怖いものです。
しかし、まずはやってみるのが一番早いです。
やる前に「うまくいくだろうか?」ということに悩んで悶々としても答えは出ません。
学校で試して初めて効果の有無を確認できます。
僕が「叱らず褒めない教育」を実践したときもそうでした。
なんの確証もありませんでしたが、試してみたいという心の声に従って行動していました。
「僕は君たちのことを叱りません」と、春の新学期早々に学級で宣言したのです。
絶対にうまくいく確証なんてありませんでしたが、現状を変えたいならまずは動いてみないと何も変わりません。
調べながら試行錯誤する
始めることができたら次は試行錯誤です。
教育書に書いてある内容は参考にはなっても絶対の解になることはあり得ません。
その学校その教室での答えを探していかなければならないわけです。
その時に必要なのが試行錯誤です。
とにかく試して、違うと思ったらどんどんやり方を変えていきましょう。
少しずつ正解に寄せていく
どんなことにも必ずうまくいくやり方はあります。
でもそれを一発で引き当てるのは不可能です。
試行錯誤をしたら少しずつでいいので正解に近づけていきましょう。
「叱らない教育」の実践では子どもたちに自立を促しましたが、なかなかその本質を伝えるのには時間がかかりました。
日常の様々な場面で、自立するとはどんなことなのかをその都度子どもたちと話し合いました。
しつこくやる
しつこくというと印象が悪いですが、要は根気強くということです(笑)
多少試した程度では結果は見えません。
特に教育はそうです。
何度も何度もやってみて継続して、初めて失敗なのか成功なのかがわかります。
しつこくやり抜いてください。
心理面の指針
ここからは新たな挑戦をする際のマインドセットについてお伝えします。
焦らない
最初から完璧にうまくいくことはありません。
特に現代の我々は失敗に対する耐性が非常に低いです。そういう教育を施されているからです。
すぐに成果が出ることを求めずに、地道にしつこく焦らず継続しましょう。
本質的にうまくいくときのグラフはだいたい二次曲線です。
答えは内側にある
試行錯誤の項でも触れましたが答えは内側にしかありません。
つまり外に答えを求めてもダメなわけです。
叱らない教育の実践の際も、最終的に向き合うべきはロジックや知識ではなく生徒でした。
その教室、目の前の子どもとのやり取りの中に真の答えはあるはずです。
焦らずしつこく、内なる答えを探していきましょう。
周囲の人は敵ではない
新たな挑戦を始めるときは必ず反発があります。
それはもう宿命のようなものです。
けれども周りの人を敵だと認識してはいけません。
そう考えてしまうと、もうそこで分かり合える可能性はなくなってしまうからです。
僕も生徒を叱らないことで周りの先生方からよく叱られました(笑)
でもそのたびにどういう意図でやっているのかを丁寧に説明し、きちんと自分のスタンスを守ってやり抜くことで最終的にはほとんどの人が理解を示してくれました。
それでも分かり合えない人は残念ながら中にはいます。
それはそれで仕方のないことです。
その人が自分を嫌うかどうかということは、最終的にはその人が決めることです。
うまくいくことを疑わない
自分が自分の挑戦を信じられないで、誰が自分を信じてくれるのか。
これにつきます。
うまくいくのかどうか不安だ・・・。と疑ったり迷ったりすることでエネルギーは分散してしまいます。
指針が正しいかどうかを疑って軌道修正をかけることは大切ですが、本筋を疑っていては答えにたどり着くことはできません。
進路を疑うのはいいのですが目的地の有無まで疑ってはならないということです。
僕が行った「叱らず褒めない教育」もまさに暗中模索でしたが、なぜか自信がありました。
というより、絶対に結果を出さなければならないというわけではなかったから楽だったわけです。
「1年間で自立できるかどうかは生徒の課題であって、僕がそこに介入することはできない」という事実があったので、変わってくれるかどうかも生徒に委ねることができていました。
だから僕は、信じて自立のための手助けをしただけです。
何か新しいこと、やってみましょう
学校教育のいたるところに改善が必要なことは明らかです。
学校の先生のそれぞれが模索する新たな試みは教育現場に必要です。
しかしそれらは必ずしも成功しなければならないものというわけではありません。
うまくいかなくてもそれは正しい道ではなかったことが確認できただけにすぎません。また違う方法を模索すればいいのです。
どんどん教育をアップデートさせていきましょう。
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