正規の教員を辞めて早20日です。
今回は、教師を辞めたら一番にすべきこととその内容についてお伝えします。
教師を辞めたらまずは自己分析をしよう!
私が退職して一番に取り組んでいるのはこれです。
自己分析
厳密にいうと退職を決めたときにやるべきことです。
そんなことよりまず次の仕事見つけないといけないのでは?
こんな風に思うかもしれません。
でも少し待ってください。
先に自己分析しましょう・・・!
自己分析を行い自己理解をしている状態でなければ、またどこかでつまずくかも知れません。
ではなぜ自己分析をするのか。
その理由について深堀りしていきます。
- 自分の価値観をはっきりとさせるため
- 迷いを断つため
- 豊かさを探るため
- 自分の取説づくり
- 自分を収束させるため
- 急がば自己分析
自分の価値観をはっきりとさせるための自己分析
自己分析の最大の目的はこれです。
自分の価値観をはっきりさせましょう。
あなたが教師を辞めた理由はあげればきりがないと思います。
「人間らしい生活がしたかった」
「子育てにもっとコミットしたくなった」
「仕事量に見合うだけの報酬が欲しい」
周りが何と言おうとそれはあなたにとって大切な尊重されるべき理由です。
では次のキャリアに向かうとき、どんなことを大切にするべきでしょうか。
給料の多さ、自由時間の多さ、社会的信用の厚さ・・・。
これも挙げればきりがありません。
何を大事にするか、一般的な回答はあるでしょうが、究極的にいえばその答えは
あなた自身の中にしかありません。
なぜなら人それぞれ生育環境や性格、現在の環境などが違うからです。
そしてここが最大の問題ですが、人それぞれに価値観ーつまり人生において何を大切にしているのかが違います。
ここをはっきりとさせないまま、とにかく教師を脱出して次の仕事に就いたとしても最悪の場合もう一度挫折を味わうかもしれません。
「転職には成功したけど、、、この会社もなんか違う。。。
自分はどこに行ってもダメなやつなんだ。」
こんな風に考えてしまっては負のループに突入してしまいます。
今の教師という仕事にはたまたま合致しなかっただけで、あなたがあなたらしく生きられる場所は必ずあります!
それを明確にするためにも、まずは自分のことをしっかりと知ることから始めましょう。
自己理解の仕方についてはこの記事の末尾で参考書籍を何冊か紹介させていただいています。
迷いを断つための自己分析
「迷えば誰でも弱くなるもの」
これは私が大好きな漫画「ワンピース」のナミが作中で話すセリフです。
そうなんです。
迷いは人を弱くします。
これは人間の脳が判断することに多くのエネルギーを使ってしまうことに起因しています。
例えば、僕でいえば
「退職したけど、非常勤の仕事は週3日が良いのか・・・それとも4日にしようか。。。
勤務日数が多い方がある程度目先の生活は豊かになるけど、自分のビジネスを育てる時間は無くなってしまう。。
働きやすそうなA市にしようか、通勤時間の短いB市にしようか。。。やばい。迷う。
これから何の事業をしようか。全部はできないけど、youtubeに力を入れるかブログか・・・趣味系にしようか自分の手術の経験をまとめようか、、」
などと、選択肢が多くてうじうじ悩んだりしたこともありました。
しかし、このときに自分の価値観をはっきりさせておけば、迷いは最小になります。
私が自己分析をした結果、私の大切にしている価値観は
・自立、自律
・カッコいい生き方
・聡明であること
・豊かさ、楽しさ
・変化・進化・前進
・自由
この6種類でした。
これらを大切にしながら子育てにもコミットしようと思うと、目先のお金をとるより時間をとる方が良いことが明らかになりました。
より自由度を高めるためには週3日の勤務が理想的ですし、楽しく変化していくためには挑戦に割く時間を多くとる必要があると考えました。
自分の中での聡明さによると目先のお金にとらわれず、リスクはあるが挑戦していく方がチャンスをつかむ機会はめぐってきやすいと結論付けました。
またカッコよさはある程度の成果を上げている状態を表すと考えています。
結果も伴わないのに口先だけ立派でもどうしようもないと考えたからです。
また、今までそうだった自分と決別したいとも思いました。
となれば、独立の際にすでにフォロワー数が6000人を超えており、最短である程度の結果を出せそうなyoutubeをまずは育てていくことに決まりました。
結果的に私は、家の近所で非常勤講師として週3日間働き、youtubeを中心に据えたビジネスを展開していこうと決めました。
迷いがなくなれば後は機械的にやり抜くだけです。
目先のお金や人情といったものは大事ですが、人生の本当の方向性をつかんでおけばそういったものが目の前に現れ誘惑してきたとしても、迷わず進むことができます。
もし失敗したらどうするかって?
不正解の道が一つ明らかになったという意味で、それは成功に近づいたと言えます。だから問題なしです!
豊かさを探るための自己分析
これは自分が今まで生きてきた人生の中にヒントがあります。
人生でいつのタイミングが幸せだったか、あるいはそうでなかったのかを洗い出します。
良く芸能人が作っているような人生の幸福度を表すグラフを作ってみてもいいかもしれません。
それを見たうえで、自分はどんな出来事があったときに幸せだったと感じているのか、反対にどんな出来事があると幸せでないと感じるのかを知ることができます。
それらがわかってしまえばあとは簡単です。
幸せを感じにくいと思う事柄を減らし、感じやすいことが人生に登場する機会を増やせばいいわけですから。
その作業を繰り返していけば、自ずと豊かな人生を得ることができるのではないでしょうか。
自分の取説作りのための自己分析
皆さんは自分の正しい使い方を理解していますか?
多くの人は「安定を好む」という性質を持っています。
しかしそれは私には当てはまりませんでした。
このように、多くの人が持つ傾向というものはありますが、それとは別に個人の特性はその人によって違います。
自分は何が得意なのか、どんな傾向があるのかこのあたりを自己分析によって明らかにし、自分の正しい使い方を自分自身で理解することが、人生のコントロールを自分に取り戻すための第一歩なのかもしれません。
元オリンピック陸上選手の為末大さんの言葉を引用しておきます。
「私はカールルイスにはなれなかった。しかし為末大をそれなりに極められたとは思う。」
自分を収束させるための自己分析
自分という人間には様々な要素があります。
おしゃべりが得意だったり、情報収集力が高かったり、言語化が得意だったり・・・・
そんな色んな要素を外界に出すとき、自己理解をしていない状態でそれぞれに発してしまうと向きも力もバラバラになってしまいます。
アウトプットが拡散している状態です。
これでは人に届きませんし、価値を生み出しにくいでしょう。
一方で多くある自分の要素をまとめ一つの力として発することができれば威力は何倍にも跳ね上がります。
これをアウトプットの収束と名付けてみましょう。
自分をしっかりと分析し、理解しているがゆえに自分の要素を掛け合わせ外界に発することができるわけです。
正しく自分の力を収束させ、それをアウトプットしていくためにも自己分析は必要です。
急がば自己分析せよ
多分この記事を読んでいる方は学校の先生を辞めたか辞めたいかそうじゃないかのどれかだと思います。
レールから外れて何かしようとするとき、尋常じゃなく不安になりますよね・・・。私もそうです。不安です。
焦りから何かをやっていないといけないと気持ちばかりがはやります。
しかし。少し立ち止まって考えてみましょう。
自分を知らず焦りに任せて動き出せば、今までと何も変わりません。
足を止めて、しっかり自分と向き合ってみましょう。
自分自身を理解し、自分の取扱説明書を作成し、人生のコンパスを手に入れれば
拡散していた力が収束し自信をもって成し遂げられるはずです。
最後に自己理解を進めるうえでおススメの書籍を3冊紹介しておきます。
為末大さんのウィニングアローンです。
オリンピック選手の彼ですが、自己理解を深めることによって自分のパフォーマンスを向上させ、自分で自分のコーチをしながらメダリストになったそうです。
自己理解の必要性とスピリットを学ぶことができます。
また、コーチ論なども登場するため教育に携わる方には重ねておすすめです。
この本ではワーク形式で自己理解が学べます。
体系立てて自己理解の方法が書かれていますし、タイトルのようにとても分かりやすいです。
みんなが陥りがちな「やりたいこと」の罠についてもわかりやすく解説されています。
こちらは実業家の前田裕二さんの著書。「メモの魔力」です。
タイトルから察するにメモのノウハウ本なのかと思いきや、これは自己分析の本です。
もちろん具体的なメモのノウハウも紹介されていますが、メモはただ事実を書きなぐるだけにあらず!ということがほとばしる熱量で書かれています。
自分の琴線に触れる言葉やキーワードをメモに残し、それらから本質を抽出したうえで転用するという技術について解説されています。
僕の琴線に触れた言葉をひとつあげると
ワンピースのクロコダイルが国を救おうとする王女ビビに対して吐いていたこんなセリフです。
「理想ってのは実力の伴うもののみ口にできる”現実”だ」
これを抽出して・・・それをさらに。。。
こういったことから自分の中にある本質的な価値観などを探り出すというノウハウが紹介されています。
まぁそんな感じで。
教師辞めたって死ぬわけでもないですし、焦ってもただただ苦しいだけです。
一度立ち止まって本当に大切なことは何なのか、自分と向き合う時間をとることが何よりも大切だとお伝えしたいです。
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