沖縄県で小学校教員をしているみっきー先生。
顔出しで様々な情報発信をしているみっきー先生が現役公立教員の発信活動についてインタビューに答えてくれました。
ちなみにアイキャッチ画像の問題の答えは「C」です。
解説は記事本文をご確認ください^^
この記事は、顔出しの発信に関心を持たれている先生に向けて執筆しました。実際の活動の様子やそのメリットについてインタビューをもとにお届けします。
この記事を書いている僕(マサムネ)は
- 元公立中学校教諭
- 教員の兼業を推進する事業してます
- 小学校非常勤×個人事業主
- オンラインコミュニティ運営中
毎日学校の先生の兼業のことばかり考えてます。
って感じで、先生の兼業を当たり前にしたいマンの僕がインタビューしました!
💡この記事でわかること💡
- 先生が運営するコミュニティって何してるの
- コミュニティを運営していて得られるものは?
- 顔出しで発信するメリットとは
- 無報酬で発信していて旨味があるのか
記事を最後まで読んでもらうと、教員のオンラインサロン運営や顔出しでの発信について職場で一番詳しくなります!
同じような考えを持った仲間を集めてみたい先生は今回の記事を参考にしながら、オンラインサロンや発信活動のイメージを掴んでください。
なお、本文ではインタビューにお答えいただいたみっきー先生の発言を「み」、私マサムネの発言を「マ」と表記させていただきます。
顔出しで発信活動をされているみっきー先生
よろしくお願いします!
みっきーです。よろしくお願いします!
まずは簡単にご経歴をお聞きしてもよろしいですか?
み みっきー先生の名前で発信している沖縄県の小学校教師です。YoutubeやTwitter、オンラインサロンなど、様々なメディアを使って発信活動をしています。今回のインタビューを見て下さる方のヒントになるようなことがお話しできたらと思います。
マ 当サイトのコンセプトの一つが「学校の先生と公務員の兼業を当たり前にする」というものがあります。学校の先生で兼業副業に興味のある人たちのヒントにさせていただけたらと考えています。
マ みっきー先生自身は無報酬で発信活動をされているのですが、インプットとアウトプットをまわして活動を行っているという意味ではしっかり兼業されているといえます。
Youtubeで発信する目的
Youtubeで発信されている目的は何ですか?
発信することで考えるきっかけにしてもらいたいと思っています。
み Youtubeは不特定多数の人にオープンにされているSNSの一つです。僕自身も教育現場で働きながら色んなことを思ったり感じたりすることがあります。教育というのは多くの人に関心のある事柄だとは思うのですが、一方で教育現場からそれを発信する人というのはまだまだ少ないです。そういった情報を発信することで関心を持ってもらったりとか、考えるきっかけにしてもらおうと考えたのが始まりでした。
現役教師が運営するオンラインサロン
オンラインサロンはどういった内容で運営されているんですか?
Youtubeとはある程度、棲み分けています。
み Youtubeは広くみんなに発信するもので、オンラインサロンでは教員や教育関係者に向けたけっこう深い内容を記事などで発信しています。教育に関することは突っ込んだ内容になるほど賛否両論ありますよね。多くの人の目に触れさせる必要のないようなものもあるので、そこはクローズドな場で発信するというような棲み分けですね。
コミュニティ運営や情報発信をしていて得られるもの
たくさんアウトプットされていますが、そこで得られるものは何ですか?
僕の中では3つくらいあります。
情報発信そのものの価値
み 単純に情報発信するということの価値はあります。現役の小学校教員が顔や名前を出して発信しているというのはかなりマイノリティだと思います。自分自身の考えを多くの人に伝えることができるので、情報発信者としての価値を上げていけるというのは意味のあることだと思っています。
自己研鑽になる
み 二つ目は、アウトプットすることが自己研鑽になっているということです。教員を10年くらいやっているんですが、自分が言ってることややっていることが100%正しいだなんて全然思ってないんです。発信していて僕の考えに共感してくれる人もいればそうじゃない人もいます。それはそれで構わないんです。教育に正解というものはないので。
み そういった情報は発信をすることで自分の考えも整理することができるし、フィードバックを得てブラッシュアップすることができる。これもメリットのひとつです。
人とのつながり
み 三つ目は、これが一番かなと思うんですけれどもやっぱり人とのつながりですね。今回マサムネさんにお声かけいただいたこともそうです。情報発信をすると見てくれる人はいて、こうやってお声がけしていただいたりとか実際会って話してみたりだとか。そういった人とのつながりは仕事だけをしていたら絶対繋がらなかったであろう人との出会いも僕の中ではすごく大きな宝物です。それもとっても大きなメリットに感じています。
情報発信をすることで自分自身の価値も上げられるし、自己研鑽にもなるし、人とのつながりもできる。そういったメリットを感じてるので僕は情報発信を続けているということです。
マ なるほど!そうですよね!あと聞いていて思ったのですが、めちゃくちゃ要点をまとめるのがお上手ですね!!それはYoutubeで発信されているからなんでしょうか。
それも発信してきたことの成果って言えそうですね!
顔出し実名で発信していることのメリット
顔出し実名で発信していることのメリットって何かありますか?
責任を持った発信ができることですね!
マ 顔出し実名で現役の教員が発信するっていうのはかなりのハードルがあると思うのですが、これから始めたい人へのアドバイスをするとしたらどういったことになりますか?
み Twitter をやってる先生の99%とか98%とか…とにかくほとんどの先生っていうのは顔も名前も出していないと思うんですよ。で、それは批判を恐れてであるとか保護者バレとかを恐れてのことだと思うんです。それはそれでいいと思います。ただ僕の場合は自分に対して制限を課してる部分もありますね。自分の顔も名前も隠した状態で発信すると批判をしたりとかネガティブなこと言ったりということをやれてしまえるんですよね。僕自身はそういう発信をしたくないんです。そんな発信をしたくないんですけど、でも顔と名前を出さない状態で発進をしてしまうとやっぱり僕の弱い心ではそういうことを発信してしまうと思うんです。ですから顔と名前を出すことによって強制的に責任を持った発言をする環境にしているという感覚は強いですね。
み 顔も名前も出していることで信頼を得られるというメリットもあります。それだけ少数派なので。もちろんデメリットとして批判されるというようなこともあります。それを鑑みても自分自身教員という立場に責任を持って情報発信ができていると思っているので、顔を出して発信することのメリットっていうのは大きいのかなと考えていますね。
マ 顔出ししない人の懸念点ってむやみに攻撃されることの怖さと、職場での過ごしにくさの二つがあると思います。この2点というのはどうクリアしてるんですか?
み まず職場に関してなんですけれども僕はこういった活動してますよっていうことを積極的に発言してはいないです。もちろん知ってる方もいますし隠してるわけではないんですけれども積極的には言わないっていう。今の発信によって職場で過ごしにくくなってるって事はないですね。
み 攻撃を受けたときのメンタル面については・・・これはもう慣れました(笑)攻撃してくる方っていうのは僕の経験上500%名前も顔も隠してる人なんですよ。だから別に…「顔も名前も出さずに批判だけするってなんだか卑怯だなー」「批判することで気持ちよくなってるんだなー」ってそんな風に流すことをこの2年で鍛えられました。逆に言うと批判される事って絶対あるんですよ。教育ってやっぱりそれぞれの人によって意見が違うので100人に聞いて100人に賛同されるような意見ってありません。そういった色んな意見がある中でも「自分自身の軸や考えを持って発信したいな」って思う人はやっぱり顔を出すメリットがあるんじゃないのかなと思います。それが難しいのであれば別に顔出ししなくていい。それでもやっぱり情報発信をするのは価値あることだと思います。
顔出し実名で発信する弊害は?
正規で顔出し実名発信していると職場で何か言われませんか?
特に規制されるといったことはないですね。
み 一応今の勤務校の管理職は発信していることを知ってくれています。それ自体は僕が完全にプライベートでやっていることですし、例えば個人情報や誰かの批判といったことを発信していたらまずいですけれどもそれはしていません。ですから発信に関しては「やってるんだね~」で終わっています。
マ 顔出しでやることによって自分に制約がかかっているけど、一方でその制約があるからこそ発信内容が問題のない者になっているということですね。
マ 保護者の方や子どもたちに知られてやりにくくなるということも特にないのですか?
み 今は特にありませんが、発信していることに対して思うことがある人っていうのはゼロではないと思います。でもそれはそれでしょうがないというか、全ての人に受け入れられる意見ややり方っていうのはないと思っています。そこは自分の考えをブレずにこういった想いで発信してますよとか、こういった想いで子供たちと一緒にやっていっていますよっていうことを真摯に伝えていくしかないのかなという感じですね。
発信の継続がポイント
今の発信の軸はオンラインサロンとYoutubeですか?
毎日発信しているのはTwitterとオンラインサロンですね。
み 毎日やっているのはオンラインサロンと Twitter です。 YouTubeは撮影と編集をしないといけないというとことで更新頻度が落ちることもあります。オンラインサロンと Twitter に関しては毎日ツイートしたり記事を更新したり僕の情報発信の中ではかなり力を入れて行っています。
マ やっぱり毎日って大事ですか?
み 大事ですね!僕自身は Twitter を始めて2年ちょいぐらいなんですが今フォロワーが7000人いるのですが…
マ すごいですね!
み すごいかどうか分かんないんですけど、現役の小学校教員で顔出し実名で Twitter をやっている人という枠の中でいえば少なくはないと思います。でもそれは僕がすごい先生であるとかすごくいいこと言ってるとかっていうことではなく、単純に続けたからだと思うんです。だから僕みたいな普通の先生が出来る事っていうのはやっぱり継続なんですよ。情報発信ってやるのは簡単じゃないですか。全部無料でスマホひとつでできるし、発信するのは誰でも出来る。出来ないのは継続なんですよ。やっぱり自分の思いを届けたりとか考えを伝えたりとかいろんなことを考えた時にすごいことをやるって言うよりはちょっとのことを継続することの方が大事だなと思っていて、その結果今僕自身もフォロワーが7000人を超えていますしマサムネさんみたいな人と繋がることもできたんだなって思いますね。
マ やっぱり継続って大事なんですね。
み 継続大事ですよ!僕自身は大したこと言ってないんですよ本当に。
無報酬で発信を続けることについて
無報酬でもモチベーションは続くものなんですか?
今後も継続していこうと思っています。
み 僕自身は情報発信をする時にあまり報酬に繋がるようなことを意識してはいなかったんです。そして今も全くそういうのには繋がってないんですけれども、でも今後も継続していくとは思います。やはり最初に言ったようなメリットがありますし、今更収益がないからやめようかなっていうような考えにはならないですね。ただ収益に繋がる活動が公務員としてある程度認められるような社会になればやっぱり教員をやる魅力度というかメリットは上がるんじゃないかなと思ってるんですよ僕は。
み モチベーションの上がり方って人それぞれじゃないですか。収入が上がるから自己研鑽をしようっていう人って、教員の兼業が実現すれば絶対出てくるはずなんですよ。それはかなりプラスだなと。僕自身が感じてる情報発信のメリットを、違う方向性からなんですけれども感じてくれる人が増えると思うので。そういった収益をあげられる兼業っていうのは実現して欲しいところではありますね。
マ 間接的に僕の活動を応援してくれた形になりましたね。
み でも本当にそう思いますよ副業兼業実現したらいいなって。
マ 自己研鑽できるうえに、貰った収益は再投資できますもんね。
これからのみっきー先生
これからのみっきー先生はどうなっていくんですか?
小学校教員と教育の発信を続けていこうと思います。
み 小学校の教員として採用され10年経ったんです。学校の中でもミドルリーダー的な立ち位置になってきたんですけれども、今後も教員としての仕事は続けたいなって思っています。少なくとも教育に関することは好きなのでやっぱりやりたい仕事は続けつつ。情報発信に関しても僕自身はもっとやりたいんです。YouTube、オンラインサロンだったりとか、今学級文庫を自分で作ったりとかいくつかやっているんです。noteでブログを書いたり、地域の社会人向けの勉強会があるのですがそういったところにも何回か登壇させて頂いたこともあります。あとは大学にいって学生さんの前で講演させていただくこともコロナになる前まではやっていたんですよ。
み 自分自身、仕事続けながらそういったことをこれからも続けていきたいなと思っています。本職にしてもそれ以外の分野にしても教育に関することに少しでも携わって、多くの人に考えるきっかけとか良い情報を与えられるような先生になれたらなと思っています 。
情報発信は教員にオススメか
全国にたくさんいる学校の先生達に情報発信はおススメできますか?
僕はもう絶対やった方がいいと思います!
み 匿名でも何でもいい。顔を出さなくてもいいんですけれどもやってみないとわからない。情報発信て別にSNS だけじゃありません。友達と会って「今日仕事こんなことがあったんだ」って話すのもアウトプットだし、なんでもいいと思うんですよ。何でもいいので自分の考えを発信するってことは多くの社会人にとって学びのきっかけになると思うので。自分自身の一番手軽だと思えるところから始めてそれが本当に継続できれば…もしかしたらマサムネ先生の活動と繋がったりであるとか、収入につながったりとかそういうことをもしかしたらあるかもしれない。ちょっとでも情報発信を継続するってことを多くの人にはやって欲しいなって思いますね。
マ みっきー先生今日はお時間をいただきありがとうございました!
ありがとうございました!
まとめ
この記事では、沖縄の小学校教員で情報発信をされているみっきー先生にお話をおうかがいしました。
現役教員の発信活動のポイントは…
- オンラインコミュニティやSNSで発信を継続
- 発信することが自己研鑽に
- 顔出しで発信することで責任が生まれる
- 無報酬でも少しずつでもいいので発信していこう
発信活動によって価値を提供しているけど、それそのものが自分にとっての価値になって帰ってくるということでした。
ご協力いただいたみっきー先生ありがとうございました!
みっきー先生の発信内容は下記リンクからご確認ください^^
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