教師を退職してなんやかんやでYoutuberになった話

こんにちは教員コンサルタントのマサムネです。

教員を退職して晴れて個人事業主になった私ですが、教員コンサルタントとは名乗りつつも特段そっち方面の仕事があるわけではありません。

自分の生徒指導のスキルや、教員に特化したファイナンスのアイディア、男性育休に関するノウハウには十分な価値があると自負していますが、まだその届ける方法を持っていません。

今後発信力をつけていきながらこれらを皆様に届けていこうとは考えていますが、とはいえ退職してしまって喰うに困るわけですから何らかの仕事はしなくてはなりません。

で、結論からいうとyoutuberになってしまいました。

なぜyoutuberになったのかの経緯を書いていきたいと思います。

教員という仕事には持続性と拡張性が少ない

そもそもなぜ教員を辞めたのかというと、持続性と拡張性が足りないと感じたからです。

持続性とは

職業の持続性、つまりサスティナビリティですが、教員という仕事を60歳まで続けるイメージがどうしても持てませんでした。

私は中学校教員でしたが、土日の部活動や丁寧すぎる保護者や生徒への対応で疲弊していました。

どれだけ早く帰ろうと努力して頑張っても休憩なし10時間30分の勤務から、それ以下に時間を短縮することができませんでした。

また、指導のラインと言いますか、、、ここまで生徒を縛り付けて管理しなさいという圧力がすごく、それにも嫌気がさしていました。

はたらき方が健康的ではなく、信念にすらも干渉されるこの仕事は自分にとっては持続性のない仕事だと感じたため、退職することを選択しました。

拡張性とは

役者の方を例に挙げるとわかりやすいかもしれません。

舞台役者の方は、1回の公演で1000人の人に自分の演技を届けることができます。しかし、会場のキャパ以上にお客さんを呼ぶことはできず、公演もその日のその場限りです。

自分がした仕事に対して生み出せる価値の最大値が決まっています。

一方で映画俳優はどうでしょうか。

「一度演じる」という作業自体は舞台俳優と変わりませんが、一度演じただけでその演技は様々な人に届きます。

映画が世界公開されれば世界中の人に届くでしょうし、映像コンテンツとして販売されるようになれば、何10年後かにそれをみようと思った人にも届けられます。

映画俳優の仕事には拡張性があるわけです。

とくに有名になりたいと考えているわけではありませんが、自分の仕事により拡張性を持たせた方が、利益の幅は広がります。

利益の幅が広がるということは自己投資する元手も増えるわけですから、自分の可能性も拡張されるわけです。

教師という職業に拡張性がないのかと考えると、

「まだまだ少なくて、今後も増加のペースは遅い。」

という結論になるでしょう。

現時点で拡張可能性があるものとしては、書籍の出版などが考えられますが、

これも本業ではなく、片手間で執筆しないといけなくなるため、身を削ることになりかねません。

それ以上の拡張性を考えると、公務員のルールが邪魔をしてどうしても他の職業には大きく劣ってしまうというのが現状です。

多少改善の動きもあるようですが、おそらくしばらくの間は今の状態が続くと予想しています。

目次

拡張性のある仕事に自分の資源を投入してみたい

自分が本当に教育者としてやっていくためにも、この経験は必須なような気がしています。

拡張性のある仕事に自分のリソースを割き、新しい時代の働き方や生き方を経験する。

このことをせずに教育者としてやっていくのは、なんだか違うような。。。

今後の時代を生きる子供たちは、今よりもそういった生き方をする子が増えていくわけです。

その時代の変わり目にあって、教師だけが自分をアップデートせずにいることは不自然なような気がしてならないわけです。

もしかしたら私は将来教師に戻っているかもしれませんが、それは新時代の働き方の答えを自分の中に定着させた状態で・・・ということになるのかなと思っています。

それか本当にめちゃくちゃ生活に困っているか(笑)

教室の中で、教室の外の世界をどれだけ語ったとしても、教室の外に出たことがない自分の言葉はどこかに軽さを持っているように思えてならないわけです。

教育者である自分にはフォロワーが圧倒的に少ない

きっかけも色々と重なり何の準備もないまま退職してしまったのですが、教育者としての私にはフォロワーなんてほとんどいません。

教員の立場で発信を行ってきませんでしたし、何かコンテンツを作ったわけでもありません。

ただただ研究を重ねて現場で実験を繰り返してきただけです。

実験を繰り返すのは大事なことですが、正直届ける力の方がかなり大事だと思っています。

書籍を出したりしている学校の先生と在野の学校の先生では何が違うか。それはもう発信力が一番違います。

発信活動をしてフォロワーをたくさん獲得している方はもちろん勉強熱心で実践も様々に行っています。

でも、じゃあ発信していない人はその人たちに実力が劣るのかというと全くそんなことはありません。

上位20%以内には入るであろう実力ある先生方のうち、特に発信力にたけている人たちがフォロワーを獲得しているというのが、おそらくどこの業界でも起こっていることだと考えています。

そう考えると、私は発信活動をとことん怠ってきました。

上位20%に入っているかどうかは別として、そうでなくても発信力は重要です。

教育界にあるわずかな拡張性のある仕事をしていくために、きちんと発信すべきでした。

だから今しているのですが、発信して信用を高めるのにはそれなりの時間と継続が必要になります。

今はじめて今すぐに信用は蓄積しません。

つまり、残念ながら教育分野1本で私がすぐに生計を立てていくのは不可能だということです。

目先の生活費も必要

とはいえ、目先の生活費は必要です。

私の場合は妻が小学校教員ですのでさしあたっての健康保険などに不安はありません。

しかし、家計の支出の計画を2人分の収入ありきで考えていたため、私の稼ぎが0になった状態では家計を維持することができません。

生活費は稼がないといけないわけです。

そこで、非常勤講師+フリーランスの生き方を検討しました。

非常勤として働く

非常勤講師として働きつつフリーランスとして活動することを決めた私は、さしあたって二つの自治体に講師登録を行いました。

条件としては、

  • 拡張性のある仕事を最大化する
  • 必要最低限の生活費のみを非常勤で得る

この2点がポイントでした。

なるべく通勤時間は短く、なるべく時給単価の高い非常勤講師の働き口を探すという方向になりました。

通勤時間がかかればかかるほど、自分の作り出す仕事にかける時間は短くなりますし、

時給単価が低くなれば生活費を稼ぐために多くの時間を浪費しなければならなくなります。

そんな条件のもと2件ほど非常勤講師の案内が来たのですが、両方とも思ったような条件のものではありませんでした。

片方は1日7時間+通勤に1.5時間、8.5時間の拘束×週4日の仕事でした。

もう片方は、授業8コマに対して給料が発生しますが週4出勤で空きコマは無給・・・そんな内容でした。

うーん。。。両方微妙。。。と、思ってお断りしたのはいいのですが、それ以外の仕事はなく結局そのまま無職に・・・。

そんなゴミくずのような末路になってしまいました(笑)

趣味のYoutubeチャンネルに集まってくれた6000人のフォロワー

少し話は変わるのですが、私はここ数年で趣味の動画をYotubeにアップロードし、利益は得ていませんでしたが6000人のフォロワーを獲得していました。

6000人がどれくらいのものか微妙なところではあるのですが、もう消去法でこれにかけるしかありません。

1日のうちに自分が使える時間の大部分をここに投入し、まずは広告収入を得ていくことにしました。

というかそれ以外に生活費を稼ぐすべがもうありません(笑)

海釣りに関しての情報をわかりやすくまとめて発信するというチャンネルですが、

もちろんマーケティング能力や各種アプリケーションを操作する能力も必要になってきます。

スキルをつけつつ、ユーザーを拡張していき、生活費も得る・・・。そんな作戦です。

恐らく最初の方は微々たる収入しかないと思いますが、他にやれることもないので仕方ありません(笑)

教育系釣りYoutuberの誕生

かくして教育系釣りYoutuberが誕生しました。

よく考えると、釣りyoutuberはもはやレッドオーシャンですが、釣りの知識面にフォーカスした人はまだいないような気がするので、そこで勝負をしたいと思います。

なんか消去法でこんな感じになってしまったのですが、今後の自分がどうなっていくのかという部分に自分もとても興味があります。

最後に宣伝ですが、教師のファイナンス・育休・叱らない生徒指導などにご興味のある方はご連絡ください。

また、教員のセカンドキャリにご興味のある方も併せてご連絡お待ちしています^^

では!

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この記事を書いた人

教員の複業について日本で一番詳しい者です。
学校の内外を往還する先生を研究実践するNPO「越境先生」代表。
教育系複業家。
現職:任意NPO代表&SchoolTech企業社員&個人事業主/
過去の職業:複業&小学校非常勤←中学理科教諭←教育大←吉本新喜劇 |

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