こんにちは教員コンサルタントのマサムネです。
今回は公務員である学校の先生が自由を手に入れるためのロードマップをいくつかのパターンに分けてお伝えします。実際にフリーランスに転身した私の実感地を含めてお伝えしますので、ご参考にしていただければ幸いです。
自由の定義
自由について先に定義しておきます。
- イヤな仕事をしない
- イヤな働き方をしない
- お金を得るためだけの仕事をしない
- 自分の好きなように時間を使う
このあたりが自由の定義になるのではないでしょうか。
イヤな仕事をしない
イヤな仕事とは何か。。。
端的にいうと自分がやりたくないと感じる仕事のことです。
僕は自分の価値観をしっかりと洗い出したことがあります。
自己分析ですね。
https://kyoshisyatyo.com/?p=62その際、自分が人生において大事にしている価値観を見つめなおすことができました。
今、生きていて何かがしっくりこないなと感じている人はぜひ一度価値観を見つめなおしていただきたいです。
自分の価値観にあわないことをせざる負えない仕事=イヤな仕事であると考えています。
僕の場合であれば変化や進化のない仕事は嫌いです。
また自立や自由といったことも大切にしています。
そういった意味では、学校の先生としての生き方にはやり辛さを感じていました。
一方でこれは自治体によってもかなり差が表れる部分だとも感じています。
自分の価値観を見つめ、別自治体に行けば解決する可能性が見えるのであれば、それも一つの手段かもしれません。
イヤな働き方をしない
僕には二人の子供がいますが、今はこの子たちとの時間が何よりも大切です。
2人が笑っている顔、成長している姿、これらを見続ける時間が何よりも大事です。
それを妨げられる働き方は断固としてできません。
例えば休日の部活動。
残業せざるを得ない業務の設計。
これは僕にとってのイヤな働き方にあたります。
お金を得るためだけの働き方をしない
僕の友人で教員をしている人に聞くと
「完全にお金のために働いている」と言い切ります。
そこまで割り切れるのはそれはそれでいいことだと思います。
しかし、心がむしばまれてしまっているのにお金のためだけにイヤな仕事を続けるのは、
何のための人生なのかわからなくなってしまいそうです。
自分の中で割り切って納得しながら働けるのならそれでいいですが、心身が拒否反応を示すのであればお金のために働くのは危険な行為なのかもしれません。
自分な好きなように時間を使う
雇われている限りはある程度時間に制約を受けます。
ただ、雇われていなかったとしても何らかの価値を生み出しながら生きていかなければいけません。
人と関わらずに生きることは不可能なので働き続ける限りは自分の使いたいように人生の時間を100%配分するのは難しいのかもしれません。
ただし拘束されている時間と自由の時間の割合を変化させていくことは可能です。自由に使える時間の割合がどの程度であるときに自分が満足するのか。
これが重要になってくるのかもしれません。
教師の人材としての価値
これは実際に僕が経験したことですが、教師は人材としての価値が低い職業です。
労働市場に教師の需要はない
29歳の頃から断続的に転職活動を行ってきましたが、29歳時点でも転職活動は難航しました。
転職エージェントに登録して転職活動を行いましたが、そもそも僕の経歴では登録さえさせてもらえないエージェントもありました。
年収500万円以上のビジネスパーソン向けのエージェントでしたが、500万円を超えていても教師なので取り扱ってもらえませんでした。
結局リクルートエージェントやdodaのサービスが一番親身になってくれましたが、エージェントが親身でも雇ってくれる企業がないとどうにもなりません。
面接まではこぎつけるのですが、なかなか内定をもらうことはできませんでした。
恐らくえり好みしなければ何とかなるとは思いますが、妥協をしない姿勢を貫けば我々の職種では転職活動が難航します。
労働市場で教師が不人気な理由
労働市場で教師が不人気なのは人材としてとっても微妙だからです。
- 起業は経験者を求めている
- どんな業務がこなせるか不明
- 費用対効果の考え方を持っていない人材が多い
- とる意味があまりない
企業は経験者を求めている
新卒採用のメリットはピカピカで吸収力の高い若者をその企業の色に染めるられることです。
反対にデメリットはまだスキルが醸成していないので育成する必要があります。
中途採用のメリットはすでにスキルが確立されていることです。その企業に足りない部分をすでに成熟した人材でカバーするために中途採用を行います。
デメリットはミスマッチが起こると大損をしてしまうことでしょうか。こういったことが起こらないよう、企業はしっかりと中途採用の人材を見極めます。
我々教師は新卒のデメリットだけを持っている人材と言えます。
教員の業務は守備範囲が広すぎるため、具体的にその人が何に特化している人かわかりません。
例えば私の場合はカウンセリングや対話、保護者対応に特化してきました。これを活かせばコンサルティングのヒアリングなどに大きく役立ちそうに思いますが、企業から見ると全くイメージしにくいでしょう。
それであるならば、もともとコンサルティング業を経験していた人材をとる方が無駄な思案のコストをなくせます。
こういった一般企業への転職のしづらさは、警察官、消防士、自衛官などとも共通する部分だと言えそうです。
ちなみに、転職エージェントに登録して自分の市場価値を知っておくのは教育活動にとっても前向きな経験になります。
気になる人は一度エージェントに登録することをオススメします。
50歳まで蓄財&逃げ切りパターン
さて、一つ目に紹介する戦略はこれです。
これが最も確実で再現性が高いやり方だと思います。
収入ー生活費を最大化する
教師を辞められなくなる最大の原因の一つがお金です。
お金がないから教師を辞められなくなります。
ということはできるだけ蓄財をして早めに退職するというのが勝ち筋の一つになってくるわけです。
しかし学校の先生はマネーリテラシーが極端に低い職業です。
せっかく安定してそこそこの賃金を受け取っているにも関わらず、お金に関することにはとにかく疎いのでジャブジャブお金を失っていきます。
以前知っている校長先生が職場の教育ローンの借受をしているのを見て将来に不安を感じたことがあります。
蓄財をするためにはまずは支出をおさえることです。
不必要な自家用車や生命保険を解約したり、通信費を見直すことから始めていけばいいでしょう。
本当は収入を増やすことも蓄財のためには必要な考え方なのですが、飛躍的に収入が上がることもありませんし、教師は転職で収入を増やすこともできません。
教師2馬力は最強パターン
手っ取り早いのはずっと教師を続けたいと考えているパートナーを見つけてしまうことです。
教師という仕事は歴史的背景もあって女性の育休には非常に優しい職種です。(その限りでない職場もあります)
育休をしっかりと長期間取得して、それから仕事復帰しても一向に問題ありませんし身分も保証されたままです。
一般に出産などを経ることでキャリアが大きく変化してしまいがちですが、教員の場合は他の業種に比べてある程度環境は整っています。
2馬力で教員を続けていくということが充分に可能な職種であると言えるわけです。
ただし注意しなければならないのは、私の周りでもよく聞きますが教師の子どもは道を外れやすいということです。
恐らく仕事にコミットしすぎて家庭を顧みない人の子どもはこういったパターンに陥りやすいのではないかと思いますが、ここは気持ちを強く持ってしっかり家庭のコミットする必要があります。
そのうえで2馬力を継続させられれば、50歳ごろには退職金を含めて5000万円以上の富を築くことは不可能ではありません。5000万円程度ではその後不安かもしれませんが、他の方法で基本的な生活費さえ稼げば年金開始時期まで資産を減らさずに生活していくということも可能です。
資産運用で蓄財ブーストする
ここからは少し上級編になりますが、教師としての仕事を時間内にきっちりと終わらせつつ、資産を増やす勉強をすることも重要だと考えています。
例えば積み立てNISAなどを活用して運用を始めてみたり、小規模な不動産を購入して家賃収入を得たりというやり方です。
公務員は原則として副業を禁じられていますが、資産運用や不動産投資に関してはある程度の範囲の中で認められています。
しかも経済的信用も高い職種ですので、不動産投資用の融資なども受けやすいといえます。
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