自己理解

目標達成のためのマインドフルネス 心の浮き輪

中学校教員を退職してフリーランスに転身したマサムネです。

今回は働くすべての人におススメしたい、マインドフルネス(瞑想)の記事です。

フリーランスとしての目標

僕の今の短期目標は個人事業主として月収5万円を達成することです。

中期目標としては月収を50万円に到達させて車を購入することです。

車は自分の中でシンボル的な位置づけで、

家族に対する想いとか生き方の価値観を顕現させられるモノなんです。

そう気づけたので、「月収50万円を達成させて車を買う!」を中期目標に掲げました。

教師を辞めて、個人で成果をあげられたシンボルとしてふさわしい車を買いたいと思っています。

さて、そんな中期目標を設定した僕ですが、

毎日めちゃくちゃ悩みます。。。

そりゃもう子供も二人いるし奥さんもいるし、30代で教師辞めて独立って

人から見れば狂気の沙汰です(笑)

でも現実的に不可能な目標かと言えばきっとそうではないですし、

正しく継続することで成果はついてくるはずです。

目標を定めてもいちいちかき乱される心

そう理解してはいてもなかなか集中できなかったり、雑念が次々に湧きおこってきたりします。

勉強のために本を読むのですが、1ページ読み進めたあたりでふと我に返って

「あれ?内容なんだろ?全然入ってこない・・・。」

と、もう一度同じページを読み返すことも、、、よくあります。

独立してもう引けない状況なのに、自分に嫌気がさすほどのゴミ集中力です。。。

寝る前とかもあれこれ考えてしまって寝れないタイプで、とにかく一日中色んなことが浮かんでは消えていきます。

家事をしていても別の用事に気をとられて、そっちを先に処理してしまいたくなります。

すると最初にやっていた家事は何だったか忘れてしまっているので、もう一度考えないといけなくなったりするわけです。

僕は気になったものを片っ端から処理していくという作戦で今までやってきましたが、

心も家事も人生の目標も、雑念がすべてなくなることは原理上あり得ないのです。。。。。

雑念を消す!! のは不可能という事実。

ここ何年かでよく耳にするようになった言葉

「マインドフルネス」

つまり瞑想ということですが、以前から興味がありました。

自分は雑念が多く視界に何かが入ると途端に集中できなくなることを自覚していました。

教員をやっているときも配布されたアンケートなどが机の上に残るのがイヤで

置かれた瞬間に書いてすぐに提出するようにしていました。

何せ自分のところにこまごまとした仕事が残っている状態が気になって気になって

ちょっとでも油断したら斜め向かいの机のように書類が山のように積みあがるのではないかと

常に恐怖心を抱いていました。

雑念になりうる細かい仕事や書類山脈が恐ろしすぎて、神経質にすべての仕事を処理していた記憶があります。

与えられた雑務をこなすのであればそれでもいいのですが、

これだと雑務が存在する限り本質的に大事な仕事になかなかたどり着けません。

学校でいうところの本質的に大事なことと言えば教育のプログラムを作ったりすることですが、

事務作業ばかり処理してそこに割く時間が無くなってしまうのが雑念恐怖症の厄介なところです。

独立すると、本質的に大切な仕事以外に気をとられていてはいつまでたっても成果など上がらないわけですから、

雑念には退場していただくのが理想的です。

そう考えて色々と試してみました。

断捨離してみたり、時間の監理を徹底して作業すると決めた時間はそれ以外できない環境を作ったり。

ある程度の効果はありました。

しかし「ある程度」なんです。

「散らかった部屋を見ると集中できないから、朝子どもが保育園に行ったら30分以内に全部片づける」

と決めたりしたのですが、時には子どもがぐずってなかなかの散らかし具合にしていたり、

自分の体調がすぐれなくて思うように進まなかったりと、色んなことが起こります。

そして散らかったままの部屋を見てこんな風に考えます。

「散らかったままでは僕は集中できないから片付けなくては・・・。」

でもいつもより時間がかかりなかなか終わりません。

片付けが終わっても、余分にかかってしまった時間に気ばかりが急いて結局作業にも集中できなくなるのです。

うまくいった日はいっこうにかまいません。

しかし問題なのは、雑念そのものが消え去ることはないということです。

部屋を片付けることで一見雑念の原因は取り除けるように思いますが、

実は雑念を生み出しているのは「片付いていなければ集中できるわけがない」と

そういう思考になっている自分自身の心なんでした。

だから僕がいくら毎日きびきびと片付けをしても、雑念そのものが消えることはなかったわけです。

マインドフルネス様に雑念を消していただこう。。。

目標を決めたのに次の日には色々考えこんでその目標が正しいのかあれこれ考えたり、

考えすぎて頑張りすぎて結局体調崩したり、、、

なんかもうとっ散らかりすぎているので、この整理のつかない心を何とかしたいと考えました。

そこで思い出したのがマインドフルネスです。

ちょうどYoutubeでサラタメさんを見まくっていて、そこにこちらの書籍が紹介されていました。

あのビルゲイツも絶賛したマインドフルネスの入門書・・・。

これで雑念は消え去るはず!!

そう思っていた僕に本書はこのように伝えてきました。

「雑念が消え去ることはない」

な、、、なんやて?!

心の濁流に浮き輪を投げ込んで自分を救い出す

雑念を消そうとすればするほど心がそれにとらわれてしまいます。

そもそも心が完全に自分のコントロール下におけるものであるならば、我々はストレスを感じることなどないはずです。

心は時には透き通った湖のように穏やかですが、時に濁流のように激しく流れていくこともあります。

その流れの中に突っ込んでいってなんとか流れを止めようともがいても、

自然に湧き出る激しい水量に我々はなすすべなく流されてしまいます。

瞑想とは、激しい濁流にのまれそうになった時、

自分が流れに身を投じてしまっていることを自覚し、

岸に上がって少し観察して落ち着くのを待ってみる。

そんな発想なようです。

つまり浮き輪ですね。

流れにあらがおうともがけばもがくほど荒波に体をすり減らされますが、

なぜか岸に上がると激しく流れていない水面があることにも気づきます。

書籍を読み、雑念が消せないということに驚きつつも、どこか納得感のある内容でした。

「向かう方向も定まらず 不安定で混乱した心が なんの役に立つのか」

ある僧の言葉として本書で紹介されていました。

まさに自分のことを言われているようです。

心を落ち着けるために、心をコントロール下に置こうとすることをやめるという発想。

生徒と向き合ってた時とまさに同じ考え方なんですね。

生徒と正しく向き合うために、生徒を教師のコントロール下に置こうとすることをやめる。

私は2年ほどそうしてみたことがあるのですが、

すると教室は驚くほど凪いで、自立していくんですね。

まさに心もそうなのか。

中期目標達成のために瞑想を取り入れ、

心とうまく向き合えるよう練習してみます。

ABOUT ME
前田ひろあき
教員の複業について日本で一番詳しい者です。 学校の内外を往還する先生を研究実践するNPO「越境先生」代表。 教育系複業家。 現職:任意NPO代表&SchoolTech企業社員&個人事業主/ 過去の職業:複業&小学校非常勤←中学理科教諭←教育大←吉本新喜劇 |