職員室で嫌われる勇気

こんにちは。

今日は学校の先生の多忙化に関する記事です。

職員室で嫌われる勇気は必要だと考えています。

目次

パーキンソンの法則

学校の先生の仕事にもパーキンソンの法則は当てはまります。

仕事は与えられた時間に合わせて膨張するというものです。

学校の先生の場合マズいのは、自他環境含めて定時の概念が薄いことです。

おおよその学校が8:30~17:00までの勤務時間ですが、ほとんどの学校でこれより長い時間学校に子どもがいます。

朝は8:00頃に生徒が登校しますし、夕方はとくに中学ですが18:00まで部活動がありますよね。

スーパーでいえば従業員の勤務時間より長くスーパーが営業しているという状態が常態化しています。

これが環境要因的な勤務時間意識の希薄さです。

そして、これまで学校現場でキャリアを重ねてきた人たちは勤務時間の概念がないこの環境に適応できてしまっています。

これが自分以外の他の教員が定時の概念が希薄になっている理由です。

そして、自分自身もまた強く時間は有限だと意識しておかないと勤務時間の概念を失っていき、心身の健康を損なっていくのです。

気付いたあなたがやる

この状況を変えるためにはどうするべきか。

もちろん現況を発信したり声を上げていくことは大切です。

それと同時に、あなた自身が定時の概念をはっきりと意識して仕事の設計をしていく必要があります。

その際に必ず必要になるのが「職員室で嫌われる勇気」です。

なにも嫌われろと言っているわけではありませんが、自分が信じることをして嫌われるならそれはしょうがないと腹をくくることが大事だということです。

今の業務量をそのまま遂行して定時に帰るのは不可能です。

外資系企業に勤める知人が「外国人のスタッフはこれが誰の仕事かをはっきりすさせるまでとことん議論するし納得するまでは全然やらない」「ドイツ人の同僚は『その日は会議に出席できないバカンスなんだ。バカンスだから無理だ』と自信満々に言ってくる。」とのこと。

我々日本人の教師とは何が違うのか。

それは自分の仕事を自分ではっきりとさせ、断るものは勇気を持って断る姿勢です。

我々にはここが圧倒的に足りていません。

「断ったら変に思われるんじゃないか」こういう風に考えて、我々はなかなか意見を素直に伝えることができません。

しかしこれだけははっきりしています。

自由を目指して自立的に生きようとすればその代償として何らかの摩擦は必ず起こります。

でも日本中に同じ気持ちを持った仲間はいるわけです。

まずはあなたが何としても定時退勤をしあなたの心身を整えて教育活動に臨むことは、あなたの生徒たちにとって必要なことです。

また、学校の先生という仕事を持続的な職業にしていくために、そういった個人個人の意思を持った働きかけは意味があるものだと僕は信じています。

だから僕は学校の先生方に言いたい。

世のため人のために来週は必ず定時でまたは時休をとって早く帰りましょう。

あなたがやらないといけません。

他の誰かが協力的であるかどうかにかかわらず。

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この記事を書いた人

教員の複業について日本で一番詳しい者です。
学校の内外を往還する先生を研究実践するNPO「越境先生」代表。
教育系複業家。
現職:任意NPO代表&SchoolTech企業社員&個人事業主/
過去の職業:複業&小学校非常勤←中学理科教諭←教育大←吉本新喜劇 |

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