こんにちは!
元中学教員で教育コンサルタントとして活動中のマサムネです!
今回は、育休経験者でもあり教員でもある僕が、育児をするパパさん向けに「子どもに腹をたてないテクニック」をご紹介します。
この記事を読めば我が子へ腹を立ててしまう回数が減り、腹を立ててしまったときの対処法が身につきます^^
子どもに腹を立てないための「考え方」、「小技」と「腹が立ってしまったときの対処法」の3つの項目に分けて解説します。
今日から実践できるものばかりですので、ぜひ試してみてください^^
腹を立てないための考え方
子どもに腹をたててしまわないために、まずは自分でできる意識の向け方をご紹介します!
基本的に子どもを最優先にする
「洗濯ものを干したいのにぐずって手を取られてしまい、腹をたててしまう。」
似たようなことがよく起こるはずです。人間だれしも、自分がやろうとしていることを邪魔されてしまうと腹が立ちます。
「子どもが昼寝している間に読書しようと思ったのにすぐ起きてしまった。」
「集中して作業しているのに鳴き声で邪魔される。」
あげればきりがありません(笑)
しかし、自分のやりたいことの優先順位の1位を子どもにしてしまえば概ね解決します。
イラっとしそうになっても「まぁ子どもが最優先だしな。」と納得することができます。
ちなみにこの記事を書いている最中も3歳の娘は地団太を踏んでお風呂に入りたくないと抗議しています(笑)
あとは夫婦で協業できるなら完全に子どもの世話を分業してしまうのも一つの手かもしれません。
私が執筆に集中できているのは、今の時間は妻が一人で対応してくれているからです。
早く書き上げて援護に行かなければなりません^^
子どもは自分のために生きているわけではない
なんだかぎょっとする言葉ですね(;’∀’)
「子どもは自分のために生きているわけではない。」
これを常に頭の中に入れておいてもらいたいのです。
父親としても教師としてもこれを大前提において僕は子どもと接するようにしています。
その結果、「まる一年学級で叱らずに過ごす」を達成させた変態教師(?)な僕です。
これを念頭に置くとかなり怒りにかられる回数が減りました。
当然と言えば当然のことなわけです。
夜中に何度も目覚めて泣きわめいたり、夕方にどうあやしてもグズったり、、、、子育ては超大変!!
「なんで自分に時間をくれないんだよ!」「なんで何しても泣くんだよ!何もできないじゃない!」
こんな風に思うこともしばしばですが、そんなときにさっきの考え方を思い出してみてください。
「この子は別に父親のいうことをきくために生きているわけではないものな。。。」
「おとなしくしてほしい」とか「夜きちんと寝てほしい」とかはこっちの都合です。子どもは生まれてきてまだ時間もたっていないなりに一生懸命生きているだけ。
この考え方を念頭に置けば、そもそも怒りを感じてしまう回数そのものが減っていきます^^
小さい子は言葉の代わりに癇癪を使う
これも当然の話なのですが、小さい子供は言葉の代わりに癇癪を使っているだけなわけです。
それをしっかりと意識すれば腹が立つ回数も減っていきます。
自分の考えや思いを伝える手段が、子どもは大人に比べてとても少ないものです。
やりきれない思いを親に伝えるために、こちらの事情などはおかまいなしに癇癪を用います^^
昨日3歳の娘が夜中に癇癪を起しました。
寝つきが悪い月齢はとうに過ぎて、普段なら夜はぐっすり眠っているはずなのになぜかそうではありませんでした。
大声でわめきながらママに何かをうったえていますが、寝ぼけたママに叱られて癇癪はさらに強まりました。
僕も目が覚めてしまい翌日も早いので少しイラっとしそうだったのですが思いとどまりました。
「いやいや、この子は僕のために生きているわけではないしな。。。あとここまで騒ぐからには何か困っていることがあるんだろう。」
気持ちを落ち着かせるために抱っこでリビングへ行き、なんとか原因を聞きだしてみました。
どうやら虫刺されの場所がかゆくて寝つきの際のストレスになっていたようです。
ここまで聞き出したので、虫刺されの薬を塗ってやりベッドに連れていくとスヤスヤと眠り始めました。
少し気になって寝づらかっただけのことかもしれませんが、小さい子にとって寝られないことはとても心地が悪いことなようです。塗り薬程度ですぐに治るわけではないのですが、「治療してもらった」という事実で安心して眠れたのではないかと思います。
月齢によっては何を求めているのかを言葉で聞き出すことができません。
だいたいは寝つきの問題かお腹の減りや便のつまりといったところでしょうが、何にしろ癇癪には目的があるということを忘れないようにしてください^^
無駄に親へ嫌がらせをしてやろうというわけではないということです。
色々試してみて何がその子に癇癪を起させているのかのなぞ解きをしていきましょう。
意図的に「おもしろいな」と口にしてみる
先ほど「なぞ解き」という言葉を使いましたが、こういった感覚をもって楽しむこともお勧めです。
決して幼い我が子をバカにするわけではありません。
子どもにとってはすべての経験が成長のための刺激であり、こちらがカチンとしてしまうようないたずらの際も子どもは成長しています。
子育ては毎日が発見の連続ですが、うまくいかないことに対して親も多かれ少なかれイライラしてしまいます。
問題にぶつかったときに「なんでうまくいかないんだ!」と思うのではなく、小声で「おもしろいな」とつぶやくようにしてみてください^^
人に聞かれないボリュームでいいです(笑)
僕も実際にやっていますが、これを口にすると子どもの行動をなぞ解きする行程が少し楽しくなります。
そうこうしているうちに、我が子の思考のパターンなどもつかめてくるはずです。
しっかり連携する
連携する相手のバリエーションには以下のようなものが考えられます。
- 夫婦で連携
- 両親や兄弟などの血縁との連携
- 自治体の支援センターとの連携
- 友人や知人との連携
大事なことは一人で抱え込み過ぎないということです。
これは学校の先生もよく使っている技術で、職員間や関係機関などと連携できていない学校は学級崩壊を起こしやすくなります。
担任の先生が担当する生徒の問題を一人で抱え込んでしまって結局どんどん息切れしていくということが全国の学校で起こっています。
育休を経験して分かったのですが、これは子育てでも同じことが起り得ます。産後鬱で自ら命を絶ってしまう母親が年間に何人もいるとニュースなどで取り上げられていますが、相談する相手が近くにいないことなども原因の一つでしょう。
僕が長女を昼間に一人で育てていた際は、地域の児童館などに連れていき自分自身の負担軽減をはかるようにしていました。最近は僕の姉の家に遊びにいき、娘と年の近い従兄や中学生の従妹が娘の相手をしてくれる、という機会をつくるようにもしています。
2021年時点では新型コロナウィルスの影響で気をつけなければならない状況は続いていますが、連携をとれる相手とはどんどんコラボしていけばいいと思います。
子どもたちの健全育成のためには、環境である親が元気に過ごせていることが第一です。
腹を立てないための小技
考え方をご紹介したあとは、具体的な小技を提案してみます。
これも実際に僕が使っているものばかりですので、ぜひ試してみてください^^
しっかり寝る
睡眠の量はメンタルの安定に直結しています。
睡眠不足や栄養不足になると、子どもに余裕を持って接することが難しくなります。
実際には1歳になるくらいまでは両親ともなかなか寝られない夜を過ごしがちなのですが、それでもしっかり寝るよう努めてみてください。
我が家では夫婦でお互いの睡眠不足をカバーするようにしていました。
妻の授乳が難しそうなときは夜中に私が起きてミルクを与えていましたし、常時冷凍の母乳をストックしてもらっていたりもしました。
それぞれのご家庭によってとれる作戦は異なるはずですが、睡眠の時間を最大化できるよう仕組みづくりをしてみましょう。
どんどん人を頼り、ガンガン手抜きする
連携するというマインドセットと通ずるところですが、さらに具体的な例を紹介します。
例えば僕は友達家族を招いて小さい子どうしの交流&親どうしの情報交換会兼リフレッシュ会をよく開きます。
また手抜きに関していえば常時パウチのベビーフードはストックしていて、作るのが面倒な時はためらいなくパウチの食品に頼ります。
「内なる完璧主義を封じる」ことが、余裕のある子育ての第一歩です。
ママが「あれもこれもしてあげたい!」となっている場合は、そっと肩の荷を下ろしてあげるのもパパの役目かもしれませんね。
怒りの原因を断つ仕組化
子どもが問題行動をひきおこしそうな種を未然に摘み取っておくということです。
ご家庭でベビーゲートを使っている人もいるかと思いますが、基本的にはそれと同様の考え方です。
子どもが台所に侵入して危険が身に降りかからないようにベビーゲートを使用しますが、怒りの引き金になりそうなものにも同じ考え方で対処します。
我が家の場合でいくと、弟が姉の絵本をビリビリに破いてしまってからは本の置き場所を「弟は届かないけど姉は工夫すればとれる場所」に変更しました。
「子どもの興味をひいてしまって且つ無駄な失敗を生み出しそうなものは事前に排除しておく」
こういった考え方は良く学校現場でもなされており、穏やかな学級には大人と子どもの間に不要な摩擦は起こりません。
それでも腹が立ってしまったときは…
ここまで工夫を凝らしても腹が立つことは当然あるでしょう。
全然OKだと思いますし私もときどきイラっとしてしまうことはあります^^
そんなときはこれらの対処療法を試してみてください。
深呼吸しながら6秒耐える
アンガーマネジメントではお馴染みの方法です。
怒りを感じてから6秒ほどやり過ごせば、最初に怒りを感じた瞬間ほどのボルテージではなくなるため、このような方法が有効なわけです。
時と場合によりますが、いったん深呼吸をして6秒間待ってみるといいでしょう。
実は学校の先生は暴言や体罰防止のためにこのような研修を受けることがあります。
それだけ広く認知されて有効な方法であるということかもしれません。
怒りを自覚する
イラっとしてしまったとき、意識的に「自分はイライラしているな、なんでイライラしているんだろう。」このように俯瞰して考えてみてください。
僕もよく使っている方法ですが、意外なことにこんなことをするだけでも怒りのテンションは下がっていきます。
試す前までは半信半疑だったのですが、6秒間待つよりも個人的にはオススメの方法です。
身体をスキャンして怒りを探す
瞑想の方法の一つで、身体のどこに怒りがあるのかを探すという方法です。
もちろん身体のどこかのパーツに怒りが蓄積しているわけはないのであくまでイメージですが、怒りがどこにあるのか真剣に探してみることが重要です。するとだいたいは見つからないか適当な場所にあることに気付くのですが、そのころにはあまり感情の揺らぎがなくなっていることがほとんどです。
このやり方は不安や焦燥感といったマイナスの感情全般に応用できるので強くお勧めします。
以下の書籍で紹介されているやり方ですので、一度読んでみることをお勧めします。
まとめ
今回はパパさん向けに育児真っただ中の教師であるマサムネが、我が子に腹を立てないメソッドについてご紹介しました。
以上の内容を今回の記事ではご紹介しました!
最後になりますが、この記事にたどり着いたあなたはきっととても熱心な親御さんなんだと思います。ですから、腹を立ててしまう自分を責めるようなことはしないでください!
「子どもに腹を立ててしまうことを問題視している」という事実だけであなたは立派に親御さん業を務められていると思います^^
人間必ずしもなんらかの感情は抱くものです。
自分の感じたままを受け入れて、変えたい部分については少しずつ変えていけばいいはずです^^
一緒に頑張りましょう(^^♪
https://kyoshisyatyo.com/?p=128
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