男性教師の育休

【体験談】育休明けに教員を退職することのメリットデメリット

こんにちはマサムネです。

元中学教諭で育休明けに退職をした僕が、そんなライフスタイルの良いところと悪いところをお伝えします^^

この記事でわかること
  • 育休後退職してからの生活様式
  • 育休後退職のメリット
  • 育休後退職のデメリット

育休は基本的に復帰を前提とした制度なので悪用はできません。

しかし、復帰を前提とはしていてもその直前に実際の生活が成立する見通しが立たない場合や、諸事情で復帰できないという事態は起り得ます。

僕の場合もそうで、ガッツリ復帰して色んなことを試そうと育休中に勉強もしていましたが、色々あって復帰直前に退職することになってしまいました(*_*;

そういった悩みを抱えている方の参考になるようにまとめます。

育休の相談をたくさんいただくので相談窓口作りました。

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お気軽にどぞ^^

育休後退職してからの生活

まず僕の状況をお伝えすると「パラレルワーカー」ということになります。

子どもたちを保育園に預けてはいますが、基本的に子どもたち最優先の生活を送ることができています。

けっこう色々やっていて、youtubeチャネルの運営、友人のお店のお手伝い、叱らない教育のセミナー講師、ブログ執筆、男性教員の育休アドバイザー、副業で非常勤教員、主夫。。。などなどです。

個人事業主として開業しながら、気になることをどんどんやって生活しています。ちなみに妻は小学校教諭です。

個人事業主として開業しているのでフルタイムと同じように保育園に子どもを預けることができますし、非常勤講師としてある程度の収入を得ることができています^^

今後は教員としての経験や指導法や教員の生き方改革などをベースにいろんな方に価値を提供していきながら、自分で仕事を作り出していこうかなぁ。。。と。

難しそうに聞こえるかもしれえませんが、積み上げさえすれば誰にでもできることだと最近実感してきました。

人生の優先順位

僕たち夫婦は生きる上での優先順位をはっきりさせています。

妻とのダブル育休のときに、ここは何度も話し合いました。

最優先は家庭。

そう決めています。

子どもが優先ではあるのですが、子どもを優先しすぎて夫婦がないがしろにならないよう、家族全員が優先順位1番というイメージです。

妻の中では優先順位1位は2人の子どもたちなのですが、けっこう僕のことも優先してくれます(^^;感謝。

何にせよ家庭が1番優先され、仕事は2番目とか3番目くらいです。

ここを夫婦ではっきりさせておくとどのように動くべきなのか見えてきやすいかもしれません。

育休後退職のメリット

育休後退職には以下のようなメリットがあります。

育休後退職のメリット
  • 生活リズムに余裕がでる
  • こどもの緊急時にも柔軟に対応できる
  • 子どもの情緒面が安定する
  • 仕事と育児の板挟みを回避できる

実はこの記事を書いているときも子どもたちは二人とも小児感染症のためダウンしています。

2人ともが1週間保育園出席停止です。

我が家は夫婦ともに教師でしたが、今でも二人ともフルタイムだったとしたら正直言って成立していなかったと思います。

病児保育施設ももちろん登録していますが、基本的にいつもキャンセル待ちで全く預けられていません(-_-;)

現在は妻が正規教諭で僕が非常勤週3日+在宅ワークなので週明けに僕と妻が交代で学校の休みをとり、週の後半は僕が二人の面倒を見ながら家でPCを使った仕事をしています。

昨日の夜妻がこんなことをしみじみ言っていました。

「あー!この生活様式になってて本当に良かった。。。マサムネさん退職してくれてありがとう!」

なかなか肝っ玉奥さんでしょ(笑)

何が言いたいかというと、小さい子供は結構簡単にお熱を出したり体調を崩したりするわけですよ(^^;

それだけではなく、復帰後すぐに保育園に預けるわけですが慣らし保育の期間中はほぼ仕事に行けません(*_*;

4月1日から預け始めましたが、3週間くらいまではお昼までで保育園が終了という日々が続きました。

マサムネ

慣らし期間は仕事になりまへん!

あと、両親がフルタイム家庭だとけっこう子どもが体調を崩しやすかったりするんですが、我が家も今回の感染症にかかるまでは子どもたちがほとんど体調不良や情緒面での不調にはなりませんでした。

普通に子育てしていても余裕がなくなることがあります。

これがストレスフルな学校に二人ともフルタイムで勤務しているとなると・・・子供に余裕をもって接することができていなかったのではないかと思います。

子どもが小さいうちは「二人ともがフルタイムで働きに出て実家の支援なし」は、相当ハードモードだと言わざるを得ません。

親子ともども追い詰められていくこともあり得ます。。。

育休後退職のデメリット

育休後退職のデメリットは私自身にとってはそこまでありませんでしたが、どちらかというとメンタル面の不安を抱くことがあるかもしれません。

ゲンキ先生

せっかく採用されたのに辞めちゃっていいのかな

マサムネ

人生で大事なことは人生のフェーズによって変わるで!

「公務員を辞める」というとかなりパンチのあるワードですし、実家の両親も心配するかも知れないという懸念がありますよね。

しかし、この不安は実は漠然としたもので実態はありません。

2馬力で働いていることが前提で家計をやりくりしているのであればもちろん復帰するしか道はないかもしれませんが、多くの場合は家計のダイエットさえすれば何とかなると考えています。

しっかりと家計の状況を確認し、特に問題ないということさえわかれば実は何の障害もありません。

実際のところ我が家も2馬力前提で家計をやりくりしていましたが、結果「少しだけ非常勤をしてあとは気ままに在宅」という働き方をすれば、教育費のための貯えも普通にできています^^

漠然とした不安を解消するため、家計をしっかりと見直してみましょう^^

育児休業給付金でやりくりできていた家計なら、問題なくやっていけるはずです。

まとめと復帰予定退職という選択肢

今回は育休後退職についてまとめました。

基本的に復帰を前提としている制度が育休ですので、色々悩まれることもあるかと思います。

実際僕もそうで、こんなことしていいのかな・・・?と悩むこともありました。

しかし復帰しようと準備していたことは嘘ではないですし、状況は刻々と変わっていきます。

復帰直前に子どもと夫婦の最善を考えたときに、それが退職することだったのであればその選択は誰に咎められるものでもありません。

育休後復帰することの良いところはお金というかたちで可視化されているためどうしても魅力的にみえます。

しかし、想像しているよりもフルタイム夫婦×育児は大変で、教員という仕事はまだまだ育児中の職員に対して優しい設計になっているとはいえません。

自治体によっては「育休後の職員が退職したあと再採用される」という制度を導入している場合もあります。

一度退職&非常勤という選択をし、小学校就学期にもう一度採用してもらうというのも一つのやり方かもしれません。

漠然とした不安を漠然としたまま置いておかず、育休終了後の生活を具体的に想定してみることが大切です。

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ABOUT ME
前田ひろあき
教員の複業について日本で一番詳しい者です。 学校の内外を往還する先生を研究実践するNPO「越境先生」代表。 教育系複業家。 現職:任意NPO代表&SchoolTech企業社員&個人事業主/ 過去の職業:複業&小学校非常勤←中学理科教諭←教育大←吉本新喜劇 |