マイホーム欲しいんだけど住居手当ってどうなるんだろ。なんか賃貸の方がお金的には良いとも聞いたけど…。詳しい人に話聞きたいな。
こういった疑問に答えていきます。
この記事を書いている僕(マサムネ)は
- 元公立学校教諭
- 賃貸も持ち家も両方経験
- 住居のお金で色んな失敗を経て今は無双状態に
- 教員・公務員向け複合メディア運営&非常勤教員
- 公務員の制度活用の鬼(奥さんは現役の小学校教諭)
制度と実体験をもとにお伝えするでん。
って感じで生の情報をお届けします。
💡この記事でわかること💡
- 持ち家の住居手当の制度概要
- 経済面で考える「持ち家VS賃貸」
- 公務員・教員はマイホームを買ってもいいのか
記事を最後まで読んでもらうと、持ち家の住居手当について職場で一番詳しくなれます。
そのうえで「自分の場合は持ち家アリだな」などの判断ができるようになります。
早速みていきましょか!
公務員・教員の持ち家への住居手当
多くの自治体で持ち家には住居手当がもらえません。(令和3年4月時点で9割の自治体で持ち家への住居手当が廃止されている)
賃貸に住んだ場合の住居手当の最高額は28000円前後なのでかなり年間にすると336000円。
30年勤務すると1000万円を超えるのでかなり大きな差がありますね。
一部住居手当が出る自治体もありますが、1万円未満がほとんどで、さらにこれからどんどん減少していきます。
細かな金額などについては各自治体で違いがあるのですが、基本的には国家公務員の給与の制度に連動して変化していきます。
持ち家の住居手当が手厚くない理由
国が「持ち家の住居手当は減らしていってね」と地方自治体に指示しているからです。
国家公務員の持ち家への手当は平成21年に廃止されました。
地方公共団体においても、廃止を基本とした検討を行うよう総務省から助言されています。
国においては、平成21年に自宅に係る住居手当が廃止されており、総務省としては、地方公共団体においても、廃止を基本とした見直しを行うことを助言している。
総務省「地方公務員の自宅に係る住居手当について」:https://www.soumu.go.jp/main_content/000660809.pdf
経済面から考える「持ち家VS賃貸」
結論から言うと経済的にはほとんどの場合で「賃貸の方が断然有利」と言えます。
賃貸の場合、多くの地方自治体で家賃が6~7万円を超えるとMAX2.8万円の住居手当が受け取れます。
30年間で1000万円分の支給となるのでかなり大きな差です。
ただまぁ、、、住居手当から税金が引かれたり、持ち家にはローン控除があったりとするのでそう単純な話でもないのですが基本的には賃貸が経済的には有利です。
公務員は持ち家を買わない方が良いのか、住まいの3パターン
経済面をだけを考慮すると賃貸が断然有利ではあるのですが、それでも持ち家は欲しいけど…という人はいるはず。
賃貸、持ち戸建て、持ちマンションの3パターンについてそれぞれのメリットをお伝えします。(ついでにデメリットも)
ちゃんと持ち家にもメリットはありますからご安心ください^^
読んだうえで、自分にはどれがあっているか…を考えていきましょう。
自分のニーズを一番満たしてくれそうなものを選ぶといいで。
持ち戸建てのメリット、デメリット
何といっても自分の城で、自由度は高いですよね。
アウトドアが趣味の人であれば趣味のための部屋を作ることができるかもしれません。
周囲に気を遣いすぎず子育てできるのもかなり大きいです。
反対に様々な事情で住み替えが必要になったとき、一番動きにくいのは戸建ての持ち家ですね。
建物の価値は基本的に新築からガクッと目減りするので購入時より高く売却できることはありません。
持ちマンションのメリット
分譲マンションは建設そのものが一大事業であり価値を出すために利便性の高い場所に建ちます。
また購入者の満足度を上げるために合理的で便利な機能が盛り込まれがちです。
そういった背景から戸建てと比較して資産性は高く、うまくいい物件を購入することができれば売却時に値上がりしていることもあります。
一方で修繕費積立金や管理費がある程度かかってくる場合があったり、価値が下がってしまうリスクもあります。
両方とも物件を選ぶ目利きが大事ですが、そのためには希望する地域の情報収集や内覧の数をこなすことが欠かせません、
賃貸のメリット(持ち家・マンション共通)
賃貸の良さは何といっても身軽さです。
子供が増えれば広い戸建て賃貸に引っ越し、独立すればマンションに引っ越す、といったことも可能です。
自身にあったとしても持ち家と違ってローンを残したまま家がダメになるということもありません。
反対に難点としては「持っている感」が少ないことでしょうか。
気分で壁紙を変えたり、思い出の写真を壁に飾ったりということがしにくいのも賃貸の特徴です。
また、完全に同じ物件をフルローンと賃貸とで比較した場合、基本的には賃料の方が高くなります。
賃貸で蓄財したいのであれば、新しい・きれい・広いなどの要素をすべて満たすことはあきらめないといけません。
持ち家を買った公務員(教員)夫婦の経験談
賃貸の方がお得だとも何となくわかりながら、子どもができたタイミングで持ち家を買いました。
狙いのエリアに何件も内覧に勉強もしつつ、快適で資産性の高いマンションを買えるように2年くらいちょこちょこ情報を集めていったのです。
結果的に良い物件が買えて、かつ物件価格も今のところいい感じに…。
購入の際の詳しい経緯やどのように行動してどれくらいの金額になったのかは公務員・教員のマンション購入はアリ?【リアル購入額&5年後の価格公開】の記事でまとめています。参考まで。
まとめ&関連記事
今回は「公務員や教員の住まいは賃貸が有利なのか、本当に持ち家はダメなのか」をテーマに記事をまとめました。
- 経済的には賃貸が一番
- 持ちマンションはきちんと選べば財産になり得る
- 戸建ては贅沢品だけどそれもいいじゃない
これが結論です。
つまり、アナタ(たち)しだいってことなんですよ^^
まずはパートナーと賃貸でも戸建てでも、色んな物件の内覧デートに行きましょう!
そしてその都度話し合い、ああでもないこうでもないと言い合ってほしいのです。
その対話の中でお互いに「家選びでこれは外せない」の優先順位が見えてきます。
この優先順位を明らかにできたときこそが、自分たちにあった住まいの選び時です。
公務員は幸いなことに選択肢が多いです。
恵まれた状況を活用しつつ家選びを楽しんでください。
デュワ!
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