こんにちは。マサムネです。
職員室には色んな先生がいて、チームとして一枚岩になれている職員室というのはほとんどないんじゃないかと思います。
僕も教育関係の仕事をし始めてもう15年近くになりますが、未だにベストなチームに出会ったことはありません。
この記事では、職場での人間関係で悩む先生に向けて僕が得た経験をもとにちょっとしたヒントを届けようと思います。
芸能の楽屋や色んな職場そして家庭で人について考え続けてきた僕から、ちょっとだけでもなにか届いたら幸いです。
まず自分を責めるのをやめる
僕はうつ病になったことがあります!
教員になる前、僕はうつ病になったことがあります。
当時吉本新喜劇という劇団に10代から在籍していましたが、縦社会のしきたりや芸人の作法・古き良き芸人たちのカルチャーなど様々なことに適応できず悩みました。
今は何をどうしていたら良かったのかある程度俯瞰してみられているのですが、当時はやたらと「自分がゴミクズだからダメで、早くいいやつにならないと」と自責と焦りで勝手に押しつぶされそうになっていました。
人間は自己一致しなくなった時に人は心身のバランスを崩すようですが、まさにそうなっていました。
学校の先生にも同じような人をよくみかけます。
うまくいかず、自分を責めて、睡眠もとれなくなり、飲酒や喫煙で埋めようとする。
負のループは加速していくわけです。
この連鎖の中で最も取り掛かりやすいのが「自分を責める」を変えてみることです。
今はなかなか難しいかもしれませんが、それでも意識的に自分を責めることをやめてみてください。
「なんでうまくできないんだ。なんでこんな自分なんだ。」というところをいくら嘆いても実は状況が好転することはありません。
性格って意外に先天的なものだからです。
またそれまでに築いてきたライフスタイル(考え方や生き方)を変えていくことにも時間がかかります。
ですから、まずは自責を捨てて焦らないようにするところから始めてみてください。
具体的にすべきことは、状況をただあるがままに受け入れるということです。
原因はどこにあるのか、、、とか考えがちですが、そんなことは考えなくていいです。
「自分がもっとこうしていれば・・・」これも正しくありません。
こんなことがありました。
宿泊行事のしおりの原本、僕が作ったやつ使ってくれていいからね!
他の人にも聞いてうまく作れたので、差し替えます!
いや、、時間がないなかやったのにさ。。。
1年目の思い出ですね。
学年が出来立てでバタバタななか、1年目に校外学習担当になりほぼ資料もない状態で宿泊行事の準備を進めていました。
先に主任が気をまわしてしおりを作ってくれていたのですが、色々と人に聞きまわって自分が作り直したものを使用することにしました。
しおりの製本の際にそれを伝えたところ、上記のようなやりとりになったと。
「うわー!!怒らせてしまったー!!でも普通に考えたら当然だよな俺が悪い!!
なんで俺はこんななんだ!!」
って考えるとダメなやつです(笑)
主任は新任に投げるのはかわいそうだから気をまわしてやってくれただけですし、自分は自分でなるべく良いものを作りたいと思ってその時のベストを尽くしただけです。
お互い正しいわけです。
だからすべきことは確認不足な自分を責めることでも主任を責めることでもなく、まずはただただ事実を受け入れることです。
落ち着いてから、同じ摩擦が起きないようには次からどういった仕組みにすべきかを考えましょう。
相手を思いやるなら一言謝るのもいいでしょう。
人を責めるのもやめる
さっきの例の主任は悪でしょうか?
そうではないですよね。
人と人との間で摩擦が起こるのはお互いに「これがいいだろう」と思うことを遂行した結果にすぎません。
だから、相手を責めたとしても実は何の解決にもなりませんし、そもそも相手は悪いことをしているだなんて微塵も思っていません。
「絶対にあいつが悪い!」と思うようなことですら、相手なりの正当性があります。
生徒指導にも関わることですが、「誰かが悪い」とジャッジすることをまずは捨ててしまうことをお勧めします。
それをジャッジしたところで、建設的なことは何も生まれないばかりか、自分や他人を責めることで精神面の健康を損なうからです。
怒ってしまった摩擦はもはや過去のことだという事実を強く意識していきましょう。
自己受容と相手への興味
自分の思考の癖、ライフスタイル、そういったものをひっくるめてまずはありのままの自分の状況をただ受け入れましょう。
そこに善悪の判断は必要ありません。
摩擦を起こしてしまった相手にも同じです。
善悪の判断などはせず、相手の言動をただそのままに認識してください。
次に、相手そのものへの興味を持つことをお勧めします。
この人はなぜこのような思考のパターンを持つに至ったのか、相手との何気ない会話の中からその断片を見つけることができるはずです。
相手に興味をもってその傾向をつかむことができれば、あらかじめ不要な摩擦を予防することができるかもしれません。
男女の差にも目を向けてみる
脳の構造的にいえば、男女では別の種類の生き物と言ってもいいほどの違いがあります。
男性は決められたプログラムを遂行するのが得意ですし、女性は直感と共感力で臨機応変に行動できます。
どちらが優れているわけではなくただ機能や認知の仕方に思ったより大きな違いがあるということです。
人間関係の摩擦を紐解くと、この機能面の違いが理解できずに困っている人をうよく見かけます。
特に職員室は男女が共に仕事をすることを避けられない空間です。(避ける必要は全くありませんが)
男性と女性では構造が違うという前提のもと関わることができれば、ストレスアは大きく軽減されるはずです。
基本的に全員味方だと認識してほしい・・・が。
同僚のみんなは味方であり、仲間であるという意識をまずは持ってください。
細かい性格のあうあわないはあるでしょうが、味方だと思い込むことによって「あの人が悪い、私が至らない」はかなり軽減されます。
相手に興味を持ちフラットな敬意を持って接しましょう。
わかってもらえないこと、わからないことはとことん時間をとって忌憚のない意見を交わせばいいだけです。
相手を味方だと認識していれば、建設的に落ち着いて対話ができるはずです。
とはいえ、どう努力しても分かり合えない人がいてもかまいません。
実際僕もそういった人と遭遇したことがありますし、そういう人とは関係を断ってしまってもいいわけです。
まとめ
今回は職場での人間関係に悩む先生に、具体的な思考の仕方を提案してみました。
今回は人間関係のストレスを軽減させるための思考の方法についてお伝えしましたが、一番は寝ることです。
睡眠が足りていないとメンタルの回復が追い付かなくなりうつ病になります。
悶々と考えてしまって眠れない夜もあるでしょうが、なににつけてもとにかく睡眠を最優先にしてください。
良く眠り、心を落ち着けてありのまま受け入れていけば、きっと少しずつ前に進んでいくはずです。
焦らず生きましょう^^
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