公務員の副業・兼業

非常勤講師を楽しいと感じるのはこんな人ー現役非常勤講師が解説ー

小中高校・大学に関わらず非常勤講師は楽しい仕事です。

ただしどんな人でも楽しいと感じられるかというとそうでもありません。

今回は

・非常勤講師を楽しいと感じられる人の傾向
・どんなときに非常勤講師を楽しいと感じられるか

について解説します。

この記事を最後まで読めば非常勤講師の楽しいところがまるごと理解できます。

マサムネ

パラレルワーカーで小学校の非常勤講師である僕が解説します。

動画で聞き流したい人はコチラ↓↓

非常勤講師が楽しいと思えるとき

まずは非常勤講師が楽しいと感じられるのはどんなときなのかをご紹介します。

授業がうまくいったとき

授業がうまくいって生徒たちがイキイキと楽しそうにしているときは達成感ややりがいを感じられます。

教員にとっては一番の楽しみの一つですね。

児童・生徒とのかかわり

少ない勤務時間の非常勤講師ですが、とはいえ少しずつ子どもたちとの距離も縮まります。

悩みを打ち明けてくれたり成長する姿を見せてもらえたりすることもしばしば。

正規の先生でなくてもこういった場面に立ち会えるのはうれしいことです。

半日で帰れるとき

これはもう声を大にして言いたいです。

半日どころか3時間で帰れるときとかもあります。

3時間で8000円以上もらえて残りの時間は自由に使えるので控えめに言って最高です。

「教えるのは好きだし子どもの成長もみたいけどそんなガッツリじゃなくてもいいんです」という方も中に入るでしょう。

意外と保証されている

公立だと多少は年休があったり場合によっては社会保険もあったりするので意外に保証されています。

感染症関係で出勤できなくなった際も給料が出ました。

非常勤講師がつらいと感じるとき

実は個人的には辛さをほとんど感じていません。

たまーに「今僕ここに必要かな?」とかふんわり思うことがあって、そういう時はちょっと辛いです。

また、一般的につらいと感じるだろうなということはちょくちょくあります。

以下の記事にまとめていますのでご参考までに^^

非常勤講師に向いているパーソナリティ

どういったパーソナリティ(性格の傾向)が非常勤講師に向いているのかをご紹介します。

ちなみに性格傾向について書かれた以下の書籍を参考にしています。

自由が好き

自由を求める傾向が強い人は非常勤講師に向いています。

というか逆にフルタイムの教員にはなれないのではないでしょうか。

大きく自由を制限される場合が多いですからね。

時間が大切

時間を大切にし時間単価を上げていきたい人はいったん非常勤をするといいかもしれません。

時給2500円以上が当たり前の非常勤講師は東京都の最低賃金をも大きく上回っています。

残業地獄の教育業界にあってメリハリを持って働ける貴重なポジションです。

割とドライ

逆にいうとウェットな人には向いていません。

同僚や生徒の目を気にして「もう少し学校に居た方が良いかな・・・」となってしまうと結局時給が下がってしまうからです。

時間にこだわらず納得のうえでそれをするならば全然いいのですが、それであれば常勤講師をした方が良いでしょう。

非常勤講師を楽しいと感じられる人

それではいよいよ非常勤講師を楽しいと感じやすい人はどんな人なのか見ていきましょう。

週5日フルタイムで働くのはしんどいという人

週5フルタイムは長いでよね。何を「甘ったれたことを!」と言われそうですがぶっちゃけ僕は長いと思っています

同じように感じている人には適度な距離感を保てる非常勤講師の働き方、最高ですよ^^

主婦(夫)の人

小さい子どもが家にいて両親が二人ともフルタイムは正直無理があります。

夫婦二人ともが超ホワイト企業であればなんとかなるかも・・・というところです。

夫婦二人で教師をしている場合…
  • 家はぐちゃぐちゃ
  • 時間がないことにいら立って我が子へのあたりが強くなる
  • 今日は夕飯出前でいいか

という感じになって何のために働いているかわからなくなります。

パートナーがフルタイムでしっかり稼いでくれているならば片方は非常勤をするのも家庭全体としてはいいやり方なのかもしれません。

保育園の問題が気になる人は個人事業主になるのもお勧めです。

保護者対応はご勘弁下せえな人

非常勤講師には保護者対応がほぼありません。

保護者とのやり取りは基本的に担任の先生が窓口であり非常勤講師の業務には含まれていないからです。

時間講師として責任をもって授業を担当することが責務です。

正規教員は給与も高く安定している反面、保護者とのかかわりの中でトラブルが起こることもあります。

その可能性をゼロにできるのは非常勤講師の旨味だと言えますね。

パラレルワーカーになってみたい人

非常勤講師は少なければ週に8時間程度の勤務時間で働くことも可能です。

フルタイムの人と比べて32時間もフリーの時間が多いことになります。

この時間を利用して自分で事業を起こすことも可能です。

非常勤講師×個人事業主の働き方のメリットについてはコチラの動画をご覧ください。

まとめ

非常勤に向いている人は

  • どっちかというと自由が好き
  • 自分で自分の生活を組み立てていきたい
  • 週に割ける時間が限られているけど学校で働いてみたい
  • ウェットよりドライが好き

こういった方にはお勧めの働き方だと考えられます。

これらとは真逆のパーソナリティを持っていて且つ安定志向の人にとってはお勧めできないかもしれません。

自分にあった働き方をチョイスしていきましょう^^

僕個人の感想としては、とにかく自由度は高いです。

そして時間を大切にしていこうという感覚を持つこともできます。

もう少しこの働き方を続けてみて成果と課題を別の記事でご紹介できたらなぁと考えています。

非常勤講師関連記事

正規の教員が安定しない職業である理由

教師の蓄財

ABOUT ME
前田ひろあき
教員の複業について日本で一番詳しい者です。 学校の内外を往還する先生を研究実践するNPO「越境先生」代表。 教育系複業家。 現職:任意NPO代表&SchoolTech企業社員&個人事業主/ 過去の職業:複業&小学校非常勤←中学理科教諭←教育大←吉本新喜劇 |