【公立教員から独立】非常勤×フリーランスになって1年がたった状況と心境【楽しく生きてる】

教員

フリーランスの働き方に興味あるな。でも生活とかメンタルとかどうなるのかな。先に始めている人に聞きたいな

こういった疑問に答えていきます。

この記事を記事を書いている僕(マサムネ)は

  • 元公務員(中学教員)
  • 退職&開業してちょうど1年
  • とりあえずまだこの生活は続けようとしている
  • 個人事業主×非常勤講師×夫であり父
  • メンタルは強くない
マサムネ

この1年どんな気持ちで何をしてたかをお伝えする。

って感じで生の情報をお届けします。

💡この記事でわかること💡

  • 独立非常勤から1年経った者の経済状況
  • 独立1年後の生活様式
  • 独立1年後のメンタル

これを読んだからと言ってこれがすべてでは全然ないです。

ただ、何か始めてみたい人の参考になればと思います。

開業半年の記事もあるのでそちらと比べながら読んでもらっても面白いかもしれません。

あわせて読みたい
【公立教員から独立】非常勤×フリーランスになって6カ月目の状況と心境 独立開業に興味がある先生にちょくちょく出会うので、参考までに開業半年の状況をまとめておきます。

教員から開業して1年経過した収入

  • Youtubeやサイト運営での収益 3000円くらい
  • 非常勤講師          10万円~12万円くらい

えっと…あの…。減ってます(笑)

6カ月目の記事で紹介した収益より減っていまして、主な原因としては釣りのYoutubeチャンネルの収益が下がっているからです。

なぜ下がっているかというと更新頻度を下げているから。

あと個人事業周りのWeb制作の仕事を自分からとりに行かなくなりました。これも狙いがあります。

時間は限られているので、サイトを育てることに集中しているわけですね。

いきなり最底辺くらいの実情を見せられてげんなりしたかもしれませんがこれが僕の現実です(笑)

僕だってキラキラしたかった・・・!

マサムネ

教員時代の年収越えてるぜやっふー!!

とか言いたかったけど超えてないんだもん

むしろ超低空飛行。

とはいえ当サイトのアクセスは順調に伸びています。

執筆時点で月間のPV数が1.4万回。

コツを掴んできたので今年中に10万にのせたいなと考えています。

そしたら認知が広まるので必然的にできることも多くなるはず。

でも今は最低限の非常勤収入しかなくて、家計はどうしているんだい?ってなりますよね。

目次

正規の教員を辞めて1年経った人の家計

我が家の大黒柱は奥様です

普通に小学校の先生をしてくれているので生活できています。

マサムネ家の財政状況

  • 奥さんが年収550万円くらい
  • マサムネさんの年収は100万円くらい
  • 純資産額は1500万円くらい(多分もうちょいある)
  • 子2人の教育準備資金など、積み立て投信を継続

って感じです。

退職前にお金の勉強はめちゃくちゃしました。

純資産の大半は自宅不動産です。

毎月の住居費としては高めですが、値上がりする物件を買ったのでそれが心の支えになってくれています。

どんな感じで資産マンションを手にしてどう値上がりしたのか気になる方は、「公務員・教員のマンション購入はアリ?【リアル購入額&5年後の価格公開】」の記事をご覧ください。

住居費には毎月16万円支払っている我が家ですが、賃貸住まいの公務員のシングルインカムでも住居費安ければ生きていけますよね。

僕が年間100万円程度の非常勤講師の収入を得ていれば住居費に8万円を支払っている家庭と同等になるわけですから、普通に生きられます。

もうちょっというと個人事業で得た方の収益はおおむね経費で消えていったりしますので、パート収入で年間100万円稼いでいる主婦よりも税制面で強いわけです。

なにそれどゆこと?って人は非常勤講師が個人事業主になるとお得な理由をわかりやすく解説の記事をどうぞ。

非常勤×個人事業主の生活様式

  • 休日と平日の子どもがいる時間は妻と協力して育児
  • 朝3時~5時に起きて作業・読書・勉強
  • 水・木・金は非常勤講師(計10時間)
  • 平日の空き時間は執筆したり動画作ったりひたすら種まき

こんな感じで生きてます。

独身の人が開業するよりは圧倒的に時間が足りません。

でも子供がいるからこそ今一番大変であろう「子どもがいる教師」の気持ちに寄り添うことができます。

そのくらいの世代の人からのアクセスが実際多いです。

上記はこのサイト、シン・公務員と連動しているYoutubeチャンネルなのですが、ほとんどが子育て世代の教員・公務員たちだと思われます。

非常勤講師は10時間しかしていませんが、それ以外の時間は保育園に子どもたちを預けています。

利益が上がっていなくても開業していれば保育園は預かってくれるわけです。

また、ダブルインカムの時よりも税法上の年間所得が低いため保育料も半額くらい。

非常勤講師をしていても保育園にフルタイムで子どもを預ける方法、意外と簡単なので独立を考えている方は【簡単】退職してフリーランスになっても保育園を継続させる方法の記事で確認しておくといいかもです。

退職&開業して1年のメンタル

この一年気持ちには相当な波がありました。

「30代前半でこんなことしていていいのか…。」

「自分は世の中になんの価値も生み出していないのではないか。」

とかですね。

企業での経験がほぼないことに不安を覚えて転職活動したりもしました。

現実はめちゃくちゃ厳しいわけですが、そのあたりは【元教師が告白】教員の転職が難しいと感じた最大の理由【失敗談】の記事で紹介しています。

2021年の11月〜2022年の3月くらいまではガッツリ転職活動しちゃいまして、自分の事業が完全におろそかになっていました。

でも得たものもあります。

  • 自己理解がしっかりとできてやりたいことが見えてきた
  • 自分を売り込むこと、相手のニーズをキャッチすることが上手になった

アラサーの段階での自己理解めちゃくちゃ大事でした。

自分が本当は何がしたくて何を求めているのか、そういったことを整理するいい機会なんです。

転職活動でなんでこれをしないといけないかというと、「なぜその企業に行きたいのか」ということを論理的に相手方に伝える必要があるからです。

自分を知ったうえで、自分の職能や適性、志向がどのように企業にマッチしているのかを売り込む必要があります。

そのためには相手のニーズの分析と自分の中の何がそのニーズにうまくハマりそうかを考えないといけないわけです。

この技術は後々、めちゃくちゃ応用が効くと実感しています。

例えば今読まれているこの記事。ネットによくわからない謎記事は多いものですが、この記事は届くべき人に情報が届くよう作られています。

僕がその能力を磨いていなければ、この記事があなたの目に触れることはなかったわけです。

とっかかりのない人向けに、過去に僕が使った転職エージェントを紹介した記事を一応貼っておきます。が、あくまで参考まで。

家族がいることで逆に救われた

子どもや奥さんがいると独身に比べて事業に投資できる時間が少ないって言われたりします。

その通りです。

そのことを考えすぎて「あーーー!!」ってなったこともあったのですが、今はもう思いません。

「子育てしているだけで立派だな」って思えるようになったからですね。

動画で見たビッグダディのお話なんですが、

「自分が大したことないやつだったとしても、自分の子どもをちゃんと育ててその子供や孫やひ孫や、そのうちの誰か一人でも社会の役に立ってくれたら自分がいた意味はあるよなって思うんです。」

というのを見て楽になりました。

僕も世の中良くしたいって気持ちありますが、でもその前に2人の子の父で、

その子たちを育てるためにある程度盤石な家計の状況を計算して築いて、

そのうえで子どもたちの世話もちゃんとして毎日可愛いので、満たされています。

+アルファで何かなそうとしているだけであって、物理的な時間が独身の人より少なくスピードも遅いのはもう仕方ありません。

ただ先ほども書きましたが、きちんと経済的基盤を計算したうえで行動を起こすことが大事です。

お金の勉強は欠かせません。

お金について苦手…。という人は当サイトの教師の家計簿カテゴリからとっかかりやすそうなものを選んで少しずつ勉強を始めてみてください。

これから何をするのか

ここではこれから僕が何をするのかざっくり書いておきますね。

詳しくは「シン・公務員とは」や「オンラインコミュニティシン・公務員の紹介」をご覧ください。

  • 教員(公務員)の兼業を促進する
  • 先生もしつつ自分の仕事も自由に楽しく
  • 自分の職能を磨く
  • 教員・公務員(会年職)のQOL向上に貢献

教員(公務員)の兼業を促進する

これは僕が教員時代にやりたかったことなんです。

教員でありながら学校外の社会にも触れていたかった。

激動する世の中で広く活動し、そのうえで生徒たちと一緒に「学ぶって何か、生きるって何か」を考えたかった。

同じ志を持つ先生たちのために情報の発信を行っています。

それと同時にオンラインコミュニティも開設しました。

今後はこのコミュニティを会社にまで押し上げて、教員(公務員)に第三者機関として仕事を発注する仕組みを作っていきます。

今出版社などがしている機能をもっとフランクに、仕事したい側の人が立候補して仕事できる仕組みを作るのです。

先生もしつつ、自分の仕事も自由に

今現在、週10時間は小学校で働いています。

楽しいです。週6時間の理科の授業とその準備や評価などをメインに行っています。

そのほかの自分の仕事がメインなわけですが、これがやりたかった。

この働き方がもっと当たり前な雰囲気を醸成したい。

これに関してはタダ実践してその様子を発信するだけです。

理科の授業の空いた時間に「ジャムの法則」など、マーケティングの話をしてます(笑)

自分の職能を磨く

教員になってそろそろ10年くらいたちます。

学校の仕事なら少しは役に立てますが、それでもまだまだ。

自分のやりたいこと、世の中にこうなってもらいたいというイメージを現実化するにはまだまだ力が足りていません。

誰かと協業する力、海外の情報を円滑に取り入れる語学力、必要な場所に必要なものを届けるマーケティング力、パッションを届ける文章力、表現力‥‥。

上げたらきりがありませんが、実現したいことについて磨くべき能力はどんどん磨いていきます。

30代も真ん中に差し掛かっていますが、まだまだ成長意欲は衰えません。

教員・公務員(会年職員)のQOL向上に貢献する

これはもう喫緊の社会課題です。

QOLとはクオリティオブライフのことですが、特に学校の先生の人生の質を向上させないといけません。

子どもは私たちの社会の未来ですが、その社会の未来を、へとへとで心身ともにボロボロの人が担っているってダメでしょ。

トヨタの車をストレスフルな人が身も心も削って作ってたら安心して乗れません。

昨今はESG投資の観点からもNGです。

ESG投資が気になった方はググってください。

教員が独立開業するときに大事なこと

1年経って思うのはとにかく「継戦能力」ここに尽きると思います。

つまり戦い続ける能力ですね。

生きるのと事業とにどれくらいのランニングコストがかかるのか、それを何年続けられるのか。

ここが息も絶え絶えになると途端にお金臭くなりますが、それではこれから先ダメだと思います。

世の中が、どんどん意味のあるものを求めるようになってきています。

実際に就活生の人たちも「その企業がどんな社会課題解決をテーマにしているか」ということを重要視して企業を選ぶ時代になっています。

日本という国が豊かな証拠かもしれません。(経済成長はしていませんが)

事業でお金を循環させないといけませんが、意味もきちんと持たせないといけない、むしろ意味を持たせると共感を集めやすいようにも思います。

心からにじみ出る価値でないとダメですね。

あわせて読みたい
教員(公務員)を辞めるのはもったいない?!33歳で退職した教師の考察 結論を先に述べますと別にもったいなくないです。何事にも攻略法は存在します。

まとめと関連記事

色々書きましたけど、僕は何とか元気に1年間生き延びました^^

準備なく辞めちゃったけど、それでも何とかなるもんです。

なんとかしないと死にますからね(笑)

教員としてこれからの生き方に迷いを持っている人や、思い切って色んな社会経験をしたいって考える人はぜひオンラインコミュニティ「シン・公務員」にご参加ください。

卒業し、巣立っていった彼ら彼女らに再会したとき「先生もこんなこと今やってんだよ!」ってツヤツヤした顔で言いたいでしょ!

僕のモチベーションなんてそんなもんですよ(笑)

よかったら、一緒にやりましょ。

TwitterのDMも開放していますのでそちらからコミュ参加のお声掛けいただいてもOKです!

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この記事を書いた人

教員の複業について日本で一番詳しい者です。
学校の内外を往還する先生を研究実践するNPO「越境先生」代表。
教育系複業家。
現職:任意NPO代表&SchoolTech企業社員&個人事業主/
過去の職業:複業&小学校非常勤←中学理科教諭←教育大←吉本新喜劇 |

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